上位人気で日本の期待を背負っていたルクソールカフェだったが、レースでは能力を出しきれずに12着に敗れた。勝負どころから直線にかけて押し上げるような場面もあったが、直線では力尽きてしまい後退。スタートも噛み合わず勿体無い競馬になってしまった。それでも慣れない田んぼのような馬場状態の中で能力の一端は示した。

12着　ルクソールカフェ
J.モレイラ 騎手
「パドックから返し馬までの馬の雰囲気とフィーリングはとても良かったです。ゲートに入ると、競馬場の音など慣れない環境で馬の集中が途切れてしまい、スタートのタイミングが合いませんでした。スピードを上げてポジションを取りに行きましたが、前が狭いところに入ってしまったことで、理想よりも後方の位置取りでした。経験したことのない馬場でキックバックも受け、最後の直線ではベストな脚を使えませんでした。タフな環境で、馬は最後までよく頑張ってくれましたが、ベストなパフォーマンスを出せませんでした」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　現地時間5月3日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場で行われた、ケンタッキーダービー（G1・3歳・ダ2000m・19頭立て・1着賞金310万ドル）でJ.アルバラード騎乗、ソヴリンティ（牡3・W.モット）が快勝した。2着にジャーナリズム（牡3・M.マッカーシー）、3着にバエザ（牡3・J.シレフス）が入った。勝ちタイムは2:02.31（不良）。

　日本馬のルクソールカフェ（牡3・美浦・堀宣行）は12着、アドマイヤデイトナ（牡3・美浦・加藤征弘）は19着敗退となっている。