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【高松宮記念】ルメール「勝った馬止まらなかった」レース後ジョッキーコメント
2025/3/31 06:12

3月30日、中京競馬場で行われた春のG1開幕戦、高松宮記念(G1・芝1200m)は、サトノレーヴが鮮やかな差し切りを決めて、悲願のG1初制覇を飾った。1番人気に支持されたナムラクレアは3年連続の2着。またしても悲願達成とはならなかった。
高松宮記念、レース後ジョッキーコメント
1着 サトノレーヴ
J.モレイラ騎手
「ちょっとこの天気で寒いんですけれども、皆さんの応援のおかげで温かい気持ちになっています。ほんとに素晴らしい馬、関係者の皆さん、騎乗させていただいてありがとうございました。レース全体的には、非常にスムーズでリズムよくいいスタートを切って、道中手応えもあって、直線入って少しずつ外の方にスペースができるように進路を取りました。スペースができたタイミングで素晴らしい反応、終い脚を見せてくれました。本当にこの馬の能力が素晴らしいですけれども、今日の勝利は私のおかげではなくて、馬の仕上がりが非常に良くて、関係者、厩舎関係者の皆さんの素晴らしい仕事のおかげで、私は騎乗しただけです」
2着 ナムラクレア
C.ルメール騎手
「凄く良い競馬をしてくれました。直線ではモレイラさんをマークして、外へ出した時は勝てると思いましたが、勝った馬が止まりませんでした」
3着 ママコチャ
川田将雅騎手
「前回とは全然違って良い雰囲気が戻っていました。それ通りの競馬でした。前2頭は強かったのですが、最後まで頑張りました」
4着 トウシンマカオ
横山武史騎手
「具合も心身のバランスも言うことがありませんでした。少し力むシーンもありましたが、我慢が利いて直線でも弾けました。ただ、上位が強かったです」
5着 エイシンフェンサー
川又賢治騎手
「フェンサーの競馬をしてくれました。マークされる競馬でしたが、差のない5着で良く走ってくれました。これからが楽しみです」
6着 マッドクール
坂井瑠星騎手
「この馬のペースで運べて最後まで脚は使ってくれました。外差しの展開になった分ですね」
7着 ルガル
西村淳也騎手
「いつも通りのスタートでした。あの子のリズムで反応はしてくれたのですが…」
武豊「切れる脚使えなかった」

10着 カンチェンジュンガ
武豊騎手
「少しポジションを取りに行っている分、あまり切れる脚を使えませんでした」
レース結果、詳細は下記のとおり。
3月30日、中京11Rで行われた第55回高松宮記念(4歳上オープン・G1・芝1200m・1着賞金=1億7000万円)は、J.モレイラ騎乗の2番人気、サトノレーヴ(牡6・美浦・堀宣行)が勝利した。3/4馬身差の2着に1番人気のナムラクレア(牝6・栗東・長谷川浩大)、3着に6番人気のママコチャ(牝6・栗東・池江泰寿)が入った。勝ちタイムは1:07.9(良)。
モレイラが勝利に導く

J.モレイラ騎乗の2番人気、サトノレーヴがG1初制覇を飾った。モレイラ騎手の鮮やかな手綱さばきだった。中団から虎視眈々と前を伺い、直線半ばで馬場の真ん中から先頭へ。初めての左回りも気にすることなく鮮やかな差し切りだった。また、1番人気に支持されたナムラクレアは3年連続2着と今年も悲願達成とはならなかった。殊勲のモレイラ騎手は「いつかG1を取る馬だと思っていました。このタイミングで騎乗出来て運が良かったし、非常に嬉しいです」と、この勝利に感謝を述べていた。
◇高松宮記念とは
毎年3月に中京競馬場(芝1200m)で行われる春のスプリント王決定戦。1971年に「高松宮杯(芝2000m)」として創設され、1996年に現在の1200mに短縮されてG1に昇格。1998年に現在のレース名に改称、実施されている。短距離G1戦線の開幕戦として、スピードと瞬発力が求められるレース。
サトノレーヴ 12戦8勝
(牡6・美浦・堀宣行)
父:ロードカナロア
母:チリエージェ
母父:サクラバクシンオー
馬主:里見治
生産者:白井牧場
【全着順】
1着 サトノレーヴ J.モレイラ
2着 ナムラクレア C.ルメール
3着 ママコチャ 川田将雅
4着 トウシンマカオ 横山武史
5着 エイシンフェンサー 川又賢治
6着 マッドクール 坂井瑠星
7着 ルガル 西村淳也
8着 ドロップオブライト 幸英明
9着 ビッグシーザー 北村友一
10着 カンチェンジュンガ 武豊
11着 トゥラヴェスーラ 丸山元気
12着 バルサムノート 亀田温心
13着 モズメイメイ 松若風馬
14着 オフトレイル 菱田裕二
15着 キタノエクスプレス 国分恭介
16着 ウイングレイテスト 松岡正海
17着 スズハローム 佐々木大輔
18着 ペアポルックス 岩田康誠
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