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【ばんえい・イレネー記念】キョウエイエースが重賞2勝目

イレネー記念・キョウエイエースと菊池一樹騎手 (C)ばんえい十勝

 3月9日、帯広競馬場で行われた11R・イレネー記念(BG1・3歳・ダ直200m)は、菊池一樹騎乗の3番人気、キョウエイエース(牡3・ばんえい・村上慎一)が勝利した。2着にウンカイダイマオー(牡3・ばんえい・松田道明)、3着にスターイチバン(牡3・ばんえい・坂本東一)が入った。勝ちタイムは1:52.1(馬場水分良1.8%)。

 1番人気で藤野俊一騎乗、スーパーシン(牡3・ばんえい・長部幸光)は4着、2番人気で鈴木恵介騎乗、ココロノニダイメ(牡3・ばんえい・槻舘重人)は5着敗退。

 レースは、各馬一斉にスタートから飛び出しキョウエイエースを先頭に勢いよく第一障害を越えていった。道中は大きく遅れる馬もおらず、一団のまま進み、中間点を過ぎたあたりからキョウエイカスミがわずかに遅れたものの、ほぼ横一線で第二障害へと進行。

 第二障害でスーパーシンが最初に登坂を開始。それを見る形でホクセイテンリュウ、アバシリタカラコマ、キョウエイエースら後続も一斉に仕掛ける。スーパーシンとキョウエイエースが抜群のかかりでほとんど同時に勢いよく第二障害をクリア。アバシリタカラコマ、ウンカイダイマオー、スターイチバンと続く。

 スーパーシンが下りた勢いのままわずかに抜け出し2番手のキョウエイエースら後続を突き放しにかかるが、残り20mで脚が鈍りはじめキョウエイエースが再び強襲し2頭の叩き合いに。粘るスーパーシンを必死に追いかけるキョウエイエース。スーパーシンの脚がゴールまで残り数メートルのところで急に止まり、キョウエイエースがそれを一気にかわすとそのまま粘り強く歩ききりゴール。ナナカマド賞に続く重賞2勝目を飾った。キョウエイエースを管理する村上慎一調教師はイレネー記念をニシキエーカンで制した2012年以来3度目の制覇。騎乗した菊池一樹騎手はオーシャンウイナーで制した2021年以来2度目の制覇となった。

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菊池「本当に嬉しかった」

イレネー記念 口取り (C)ばんえい十勝

1着 キョウエイエース
菊池一樹騎手
「本当に馬が頑張ってくれました。状態は悪くはないと思っていましたが、近走の成績から少し自信はなかったです。作戦は特になかったのですが、スーパーシンが隣だったので見ながら走りました。重たい重量で、馬場もちょっと重めだったので不安でしたが、スタートして反応見ると、思ったより引っ張ってくれて、意外と息もちゃんと入れることが出来たのでチャンスがあると思いました。障害は本当に上手に越えてくれました、ゴール前は頑張ってくれと必死で追っていました。勝った瞬間は本当に嬉しかったです。来年、再来年と世代の1番で行きたいと思っています。今日は応援ありがとうございます。来週はばんえい記念、今年度最後なので皆さん最後まで応援よろしくお願いします」

村上慎一調教師
「近走の動きがちょっと悪かったので心配でしたが、勝てて嬉しかったです。今日は本当に頑張ってくれました。状態は良く、定量ということもあったので期待はしていましたが、近走はゴール前で詰まることもあったので安心はしていなかったです。重量について心配はしていなかったです。馬場状態もこの馬ならこなせると思っていました。この馬は悪いところが無い馬ですが、しいて言えば今後もっと馬体が成長してくれればと思います。今後も上を目指して頑張って行きたいです。これからも応援よろしくお願いします」

キョウエイエース 19戦9勝
(牡3・ばんえい・村上慎一)
父:キタノリュウキ
母:風蓮
母父:グレイトアマゾン
馬主:大野昇
生産者:大野信一

【全着順】
1着 キョウエイエース
2着 ウンカイダイマオー
3着 スターイチバン
4着 スーパーシン
5着 ココロノニダイメ
6着 アバシリタカラコマ
7着 アルイテイコウ
8着 ホクセイテンリュウ
9着 キョウエイカスミ

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