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【ばんえい・ポプラ賞】マルホンリョウユウが重賞3勝目…鈴木「今後も通用する」
2025/3/3 05:55

3月2日、帯広競馬場で行われた11R・ポプラ賞(BG3・4歳上・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の2番人気、マルホンリョウユウ(牡5・ばんえい・金田勇)が勝利した。2着にタカラキングダム(牡5・ばんえい・村上慎一)、3着にウルトラコタロウ(牡4・ばんえい・槻舘重人)が入った。勝ちタイムは2:05.1(馬場水分1.2%)。
1番人気で村上章騎乗、ジェイホース(牡5・ばんえい・松井浩文)は、5着敗退。
4歳馬4頭と5歳馬5頭が争う世代交流戦。スタートからややばらける展開でクリスタルゴーストを先頭に各馬第一障害を越えていく。道中はクリスタルゴーストが果敢に先行。中間点手前まで止まることなくレースを引っ張る。中間点を過ぎたあたりで外からジェイヒーロー、マルホンリョウユウ、内からジェイホースがクリスタルゴーストと合流。わずかにジェイヒーローが抜け出す形で第二障害に到達。
全頭が第二障害下に到達する前にじっくりと息を入れたジェイヒーローが登坂を開始し、それを見る形でマルホンリョウユウ、ジェイホースが続けて挑戦。ジェイホースがやや第二障害で苦戦するなか、ジェイヒーローとマルホンリョウユウがほとんど同時に障害をクリア。続けてウルトラコタロウ、ジェイホースと下りていく。
第二障害を下りた勢いで先頭に躍り出たマルホンリョウユウがグングンと後続を突き放しにかかるなか、5番手で障害を下りたタカラキングダムが強襲。残り20mを過ぎたあたりで一度脚が止まるマルホンリョウユウに詰め寄りますが、マルホンリョウユウも勝負根性を発揮しすぐに体勢を立て直すとタカラキングダムに抜かされまいと粘り強く歩ききり優勝。2023年11月のばんえい菊花賞以来の重賞3勝目を飾った。マルホンリョウユウを管理する金田勇調教師はポプラ賞をアオノブラックで制した2021年に続く4度目の制覇、騎乗した鈴木恵介騎手はセンゴクエースで制した2017年以来6度目の制覇となった。
1着 マルホンリョウユウ
鈴木恵介騎手
「勝てて良かったです。いろいろなハンデ差がありましたが、前走でこの馬に騎乗した時に調子は上がっていると感じていたので、その時のようなレースが出来れば勝てると思い騎乗しました。馬場状態は乾いているけどそこまで重い感じがしない馬場でした。重量的にはあまり早い流れよりは、今回のような落ち着いた流れの方が向いていると思います。ゴール前止まるとは思っていなかったのですが、すぐ立ち直って頑張ってくれました。良いレースはしていたのですが、なかなか勝つ機会に恵まれなかったので勝つことが出来てよかったです。体格が恵まれていて気性も良いので、今後もオープンでも通用すると思います。これからもマルホンリョウユウと金田厩舎、ばんえい十勝の応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
金田師「感動しました」

金田勇調教師
「久しぶりに重賞を勝てて良かったです。状態は良かったので、レース前はもう少し楽な勝ち方が出来ると思っていました。まさかゴール際で止まるとは思っていなかったです。それなりにきつかったのかもしれません。それ以外はスムーズにレースが出来ていたと思います。僅差で勝てたのが分かった瞬間は感動しました。今後はこの馬たちに厩舎を引っ張ってもらいたかったので、今回の勝利はとても励みになりました。ばんえい記念まであと少しとなりましたが、ばんえい競馬の熱いレースをぜひ応援しに来てください。よろしくお願いします」
マルホンリョウユウ 51戦12勝
(牡5・ばんえい・金田勇)
父:アローファイター
母:良姫
母父:イナリテンリュウ
馬主:本寺政則
生産者:本寺政則
【全着順】
1着 マルホンリョウユウ
2着 タカラキングダム
3着 ウルトラコタロウ
4着 ジェイヒーロー
5着 ジェイホース
6着 ライジンサン
7着 ホクセイハリアー
8着 スマイルカナ
競走中止 クリスタルゴースト
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