3月2日、阪神競馬場で行われた桜花賞トライアル・チューリップ賞（G3・芝1600m）は、9番人気の伏兵クリノメイが混戦から抜け出して重賞初制覇を飾った。武豊騎乗のウォーターガーベラはハナ差の2着に敗れた。このレースの1〜3着馬には桜花賞（4月13日・阪神・G1・芝1600m）への優先出走権が与えられる。

チューリップ賞、勝利ジョッキーコメント
1着　クリノメイ
酒井学
「最高に嬉しいです。ゴールの時は内からやられて正直負けたなと思ったのですが、勝っていて良かったです。中間からしっかりと落ち着けるために厩舎の方で馴致してゲートの練習もしてくれていましたし、調教も工夫しながら馬を落ち着けるように持っていってくれて、今日は返し馬の時点では落ち着いていてくれましたし、ゲートも以前のように暴れることなくしっかりと我慢して良いスタートを切ってくれたので、中間の効果がしっかりと出せたおかげで勝利に繋がったと思います。気の難しい部分はあるのですが、コントロールしてレースに向かえればこれだけの力を発揮してくれます。本番も力を出せる状態で臨めれば。良い競馬をしてくれるのではないかと思います」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　3月2日、阪神競馬場で行われた11R・チューリップ賞（G2・3歳オープン・牝・芝1600m）は、酒井学騎乗の9番人気、クリノメイ（牝3・栗東・須貝尚介）が勝利した。ハナ差の2着に7番人気のウォーターガーベラ（牝3・栗東・河内洋）、3着に1番人気のビップデイジー（牝3・栗東・松下武士）が入った。勝ちタイムは1:34.0（良）。

　2番人気で坂井瑠星騎乗、マイエレメント（牝3・栗東・福永祐一）は11着、3番人気で西村淳也騎乗、ナムラクララ（牝3・栗東・長谷川浩大）は5着敗退。

【サフラン賞】大接戦のゴール前！クリノメイが混戦を断つ…デビュー2連勝