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【サウジカップ】菅原「感謝の気持ちで一杯です」…古豪ウシュバテソーロは3着

ウシュバテソーロ

 昨年の2着馬で8歳の古豪、ウシュバテソーロはしっかりと能力を発揮して3着に飛び込んだ。道中はマイポジションとも言える最後方。勝負どころも外目を通って、いつも通りのレース運びで直線に賭ける競馬だった。1、2着馬には遠く及ばない結果だったものの、同厩舎の3着争い(ウィルソンテソーロは4着)は制した。3着でも200万ドル(約3億円)の賞金を積み上げ、今後は4月5日のドバイワールドカップへ向かう予定になっている。

3着 ウシュバテソーロ
菅原明良騎手
「1、2着には離されてしまいましたが、力あるところは見せてくれました。この馬に乗せていただいて、良い経験をさせていただきましたし、了徳寺オーナーや高木調教師、牧場の皆さま、厩舎の皆さまに感謝の気持ちで一杯です」

高木登調教師
「よく頑張ってくれました。だいぶ復調してくれましたが、上位2頭は強いですね」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 現地時間2月22日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー9R・サウジカップ(G1・ダ1800m・1着賞金1000万ドル=約15億円)で日本馬で坂井瑠星騎乗のフォーエバーヤング(牡4・栗東・矢作芳人)が勝利した。2着にロマンチックウォリアー(せん7・C.シャム)、3着にウシュバテソーロ(牡8・美浦・高木登)が入った。勝ちタイムは1:49.09(良)。

 日本から参戦したウィルソンテソーロ(牡6・美浦・高木登)は4着、ラムジェット(牡4・栗東・佐々木晶三)は6着となっている。

【動画】ウシュバテソーロ後方から追い込み3着…サウジカップ

ゴール寸前で差し切る

サウジカップ・フォーエバーヤングと坂井瑠星騎手 (C)Jockey Club of Saudi Arabia

 日本のフォーエバーヤングが世界を制した。直線では香港の宿敵ロマンチックウォリアーとのマッチレース。早め先頭からロマンチックウォリアーが押し切りを図ったが、フォーエバーヤングが猛追。一完歩ずつ詰め寄り、ゴール寸前で坂井瑠星とフォーエバーヤングのコンビが差し切った。

 同馬を管理する矢作芳人調教師は「信じられない強さです。ロマンチックウォリアーも素晴らしかったのですが差すと信じていました」とレースを振り返っていた。

【全着順】
1着 フォーエバーヤング 坂井瑠星
2着 ロマンチックウォリアー
3着 ウシュバテソーロ 菅原明良
4着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
5着 ラトルンロール
6着 ラムジェット 三浦皇成
7着 ファクトゥールシュヴァル
8着 ウェイトトゥエクセル
9着 ウートンサン
10着 ディファンデッド
11着 アルムスマク
12着 ウォークオブスターズ
13着 エルコディゴ
14着 インテンスフォーミー
出走取消 スコットランドヤード

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