ジャパンカップ2着以来の出走となったシンエンペラーは、スタートから先手を奪って積極的なレース運びを披露。力のある馬が不利を受けることなくスムーズに結果を残した。このレースでも自在性の高さを発揮して逃げの手に出ると、国内外で活躍してきた走りを余すことなく発揮。危なげなく押し切った。次走はドバイシーマクラシック（4月5日・メイダン）が予定されている。

ネオムターフC、勝利ジョッキーコメント
1着　シンエンペラー
坂井瑠星騎手
「馬場傾向やメンバー的にも逃げたら勝てると思っていましたし、自信を持って乗りました。とにかくスムーズに走って、力を出せれば勝てるなと思っていました。外から来た馬も気になりませんでした」

矢作芳人調教師
「このメンバーでは、力は上だと思っていました。不利を受けないという意味でもスタートさえ出てくれれば、逃げという戦法も考えていました。残り200メートルの時点で差されることはないなと思いました」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　現地時間2月22日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー6R・ネオムターフカップ（G2・芝2100m・1着賞金120万ドル＝約1億8000万円）で日本馬で坂井瑠星騎乗、シンエンペラー（牡4・栗東・矢作芳人）が勝利した。2着にカリフ（せん6・F.ナス）、3着に武豊騎乗のアルリファー（牡5・愛・J.オブライエン）が入った。勝ちタイムは2:07.74（良）。

　日本から参戦した、キラーアビリティ（牡6・栗東・斉藤崇史）は10着となっている。