競馬ニュース
【リヤドダートスプリント】笹川「スタートが悔やまれます」兵庫イグナイターは11着
2025/2/23 01:02

2度目の中東遠征となった兵庫のイグナイターだったが、見せ場を作ることが出来ずに11着に敗れた。スタートから後方を立ち回る競馬になってしまい、終始今ひとつ流れに乗れずの展開に。直線でもいっぱいで伸びるところはなく厳しい結果となってしまったが、地方のトップホースとして世界にチャレンジする姿は見せた。
11着 イグナイター
笹川翼騎手
「スタートでゲートボーイが付いたことで、馬が気にして立ち遅れてしまいました。道中もさすがにこのクラスだと流れが速く、スピードに乗るまでに時間を要し、それでもすぐにリカバリーしてくれたのですが、最後は一杯になりました。(競馬場の)馬場はスピードが出ることもあり、やはりスタートが悔やまれます。イグナイターはよく頑張りました。結果は振るいませんでしたが、チャレンジする姿をお見せ出来ましたし、私自身も(イグナイターに)ありがとうと言いたいです。ご声援ありがとうございました」
新子雅司調教師
「(レース前は)気合いも乗っていていい状態だと思いましたが出遅れてしまいました。ゲートボーイに戸惑っていた面はあったと思います。無事に戻ってきて欲しいという思いで見ていました。(レース後の馬の状態は)特に問題はありません。(2 度目の海外遠征は)試行錯誤でしたが道筋は作れたと思います。結果は残念でしたが、また様々なチャレンジをしていきたいです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
現地時間2月22日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー4R・リヤドダートスプリント(G2・ダ1200m・1着賞金120万ドル=約1億8000万円)でJ.ヴェラスケス騎乗、ストレートノーチェイサー(牡6・D.ブラッカー)が勝利した。2着にムクタヘム(せん4・T.アルダイハニ)、3着に日本馬でC.ルメール騎乗のガビーズシスター(牝4・美浦・森一誠)が入った。勝ちタイムは1:11.15(良)。
日本から参戦したリメイク(牡6・栗東・新谷功一)は7着、ジャスパークローネ(牡6・栗東・森秀行)は9着、チカッパ(牡4・栗東・中竹和也)は10着、イグナイター(牡7・兵庫・新子雅司)は11着となっている。
【写真】リヤドダートスプリント・イグナイターと笹川翼騎手ガビーズシスターが健闘も米国馬が圧勝

昨年ブリーダーズカップスプリントの覇者ストレートノーチェイサーが大楽勝でこのレースを制した。スタートから日本のジャスパークローネが先手を奪っていったが、馬なりでスッと2番手へ。スピードの絶対値が違い、3、4コーナーで先頭に立っていくと、直線ではそのまま抜け出しての完勝。力が違いすぎた。日本勢チカッパ、リメイク、イグナイターなどは後方から伸びきれずに着外に終わったが、ガビーズシスターは中団から差し脚を伸ばして3着と健闘。
【全着順】
1着 ストレートノーチェイサー
2着 ムクタヘム
3着 ガビーズシスター C.ルメール
4着 ハラー
5着 セイオダッド
6着 アンセストラルランド
7着 リメイク 川田将雅
8着 パワーオブビューティ
9着 ジャスパークローネ 団野大成
10着 チカッパ 武豊
11着 イグナイター 笹川翼
12着 ナンセンス
コメントを書く