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【ばんえい・チャンピオンC】メムロボブサップが重賞22勝目…阿部「良く踏ん張った」
2025/2/17 05:55

2月16日、帯広競馬場で行われた11R・チャンピオンカップ(BG2・4歳上・ダ直200m)は、阿部武臣騎乗の1番人気、メムロボブサップ(牡9・ばんえい・坂本東一)が勝利した。2着に2番人気のキングフェスタ(牡6・ばんえい・小北栄一)、3着にクリスタルコルド(牡6・ばんえい・西弘美)が入った。勝ちタイムは2:02.3(馬場水分1.4%)。
道中は第一障害を勢いよく越えたメムロボブサップが先行。キングフェスタが差なく追走し、クリスタルコルド、ホクセイハリアー、ミュウと続く。中間点を過ぎたあたりから後続も徐々に追い上げ、第二障害手前でホクセイハリアーが先頭のメムロボブサップに並び、そのままほぼ同時に障害下に到達。じっくりと息を入れた後、ホクセイハリアーが先頭で第二障害に挑戦するが、坂の途中で止まり、それを横目に仕掛けたコウテイも止まるなど各馬第二障害で苦戦するなかメムロボブサップが一瞬膝をつきかけながらもすぐに体勢を立て直し先頭でクリア。そこから力強く脚を伸ばし、2番手のクリスタルコルドら後続を突き放すと脚が鈍ることなく押し切っての優勝。昨年11月のドリームエイジカップ以来、今期重賞6勝目。通算22勝目の重賞制覇となった。メムロボブサップを管理する坂本東一調教師はチャンピオンカップをこの馬で制した2022年に続く3度目の制覇、騎乗した阿部武臣騎手も同じくこの馬で制した2022年以来4度目の制覇となる。
1着 メムロボブサップ
阿部武臣騎手
「勝ててホッとしています。馬の調子は良い状態できていました。今日のレースは、若馬もいたので少しペースが速くなると予想していました。トップハンデだったので辛いところもありましたが、本当に頑張ってくれました。この馬はレースに向けた気持ちの入り方が本当にすごいと思います。天板で膝を折りかけましたが、良く踏ん張ってくれました。今日はゴール前まで本当にギリギリのレースでした。去年悔しい思いをしたので、このまま調子良くばんえい記念に挑むことが出来たら嬉しいです。今年は優勝したいと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします」
坂東師「限界だったと思う」

坂本東一調教師
「勝てて嬉しいという気持ちで溢れています。障害で膝をついてしまい、ゴール際は限界だったと思います。騎手が確実に勝ちに行っている感じはしましたが、ペースが少し速いと思い心配しました。騎手が一生懸命調教をして、十分な体力がついていたから勝てたのだと思います。ばんえい記念はもちろん絶好調の状態で臨みたいと思います。今年度最後のレースに向けて精一杯頑張りますので、これからも応援よろしくお願いいたします」
メムロボブサップ 109戦51勝
(牡9・ばんえい・坂本東一)
父:ナリタボブサップ
母:ピュアレディ
母父:アキバオーショウ
馬主:竹澤一彦
生産者:竹澤一彦
【全着順】
1着 メムロボブサップ
2着 キングフェスタ
3着 クリスタルコルド
4着 コウテイ
5着 ミュウ
6着 インビクタ
7着 リュウセイペガサス
8着 ホクセイハリアー
9着 スマイルカナ
10着 タカラキングダム
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