12月28日、中山競馬場で行われたG1・ホープフルステークス（芝2000m）は、北村友一騎乗の無敗馬、クロワデュノールが無傷の3連勝を達成。来年のクラシック戦線へ向けて主役の座に名乗りをあげた。また、このレースを勝てばJRA・G1完全制覇がかかっていた武豊騎乗のヤマニンブークリエは14着に敗れてしまった。

ホープフルS、レース後ジョッキーコメント
1着　クロワデュノール
北村友一騎手
「馬が本当に強かったですし信じていました。枠の並びを見てスタートだけは絶対に決めたいなと思っていたので出てくれて良かったです。（道中は）思い通りではなかったですけど、馬を信じていたので、どんな流れになっても自分の競馬に徹して強い競馬が出来ました。（馬体の）緩さも解消されて動ける態勢が作られていたなと思います。来年にという気持ちが強かったので、ここを無事に勝てて本当に良かったですし、来年に繋げたいです。またG1を勝つことが出来ました。本当にたくさんの方々に助けていただいて、応援いただいて、またここに導かれたのだと思います。この場をお借りして皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました」

2着　ジョバンニ
松山弘平騎手
「色々と工夫してもらっていたのですが、ゲートを上手く出れませんでした。1番枠だったので中団まで潜り込んでロスなく運べました。一瞬やれるかと思ったのですが、勝った馬が強かったです」

3着　ファウストラーゼン
杉原誠人騎手
「追い切りに乗せていただいてチャンスはあると思っていました。スタートで挟まれて後ろからになりましたが、持ち味を活かすために上がっていきました。直線では1頭になってしまい、踏ん張りにくいシチュエーションになってしまいましたが、最後まで頑張ってくれたと思います」

4着　ジュタ
坂井瑠星騎手
「2戦目で初めての経験が多い中でもよく頑張ってくれたと思います。伸び代は感じますし来年が楽しみになる内容でした」

5着　クラウディアイ
西村淳也騎手
「落ち着いていましたし、道中もリラックスしていましたが、道中の展開が難しかったです。順調に力をつければ今後が楽しみな馬だと思います」

11着　マスカレードボール
戸崎圭太騎手
「返し馬はうまく行きましたが、ゲート裏で変な癖を見せていました。レースでは3、4コーナーでの手応えは悪くなかったのですが、馬場の掘れたところで脚を取られてしまい、反応がなくなりました」

14着　ヤマニンブークリエ
武豊騎手
「3コーナーでついていけませんでした。まだ不器用過ぎますね」