ステレンボッシュは1番人気を背負っての出走だったが、後方からの競馬でスムーズに立ち回れなかった。勝負どころで一気に捲っていく形となり、直線では一旦先頭の場面は作ったがラストは流石に息切れを起こして失速。それでも最後まで粘って3着と力のあるところは見せてくれた。

3着　ステレンボッシュ
国枝栄調教師
「強い競馬はしたのですが、結果的に3着ということで残念です。スタートを決めてある程度の位置へと話していたのですが、外目の後ろになってしまいました。ある程度のところから捲る形になって直線では我慢していたのですが、流石に勝ち馬は内から来ているので（こちらは）ロスがあったなと思います。馬はすごく落ち着いていたので遠征は全く問題なかったです。これが彼女の実力ではないと思いますし、またチャンスがあればいきたいと思っています」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　現地時間12月8日、香港・シャティン競馬場で行われた第4R・香港ヴァーズ（G1・3歳上・芝2400m）は、O.マーフィー騎乗、ジアヴェロット（牡5・英・M.ボッティ）が勝利した。2着にはドバイオナー（せん6・英・W.ハガス）、3着には日本馬のステレンボッシュ（牝3・美浦・国枝栄）が入った。勝ちタイムは2:27.53（良）。

　日本から参戦したC.デムーロ騎乗のプラダリア（牡5・栗東・池添学）は11着に敗れた。