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【メルボルンC】菅原明「感謝の気持ちでいっぱい」ワープスピード大健闘2着

メルボルンカップ・ワープスピードと菅原明良騎手(Photo by Pat Scala/Racing Photos)

 現地11月5日、フレミントン競馬場で行われたメルボルンカップ(G1・芝3200m・ハンデ・24頭立て=1頭取消・1着賞金=約4.4億円・2着賞金=1.1億円)に、日本のワープスピード(牡5・美浦・高木登)が、菅原明良騎手で出走して本当に惜しい2着に敗れた。勝ったのはナイツチョイス(セ5・豪・J.シモンズ&S.ラクソン)、3着にはオキタソウシ(牡7・豪・C.マー)が入った。勝ちタイムは3分19秒53(稍重)。

 日本から参戦した菅原明良騎乗のワープスピードが大健闘の2着に入った。レースでは最初のコーナーを後方5、6番手最内で通過。向こう正面では後方から7、8番手のインでじっくりと末脚を温存した。ラスト1000mを通過したあたりからじわじわとポジションを上げていき中団へ。終始ロスのない形で勝負どころまで進出していった。

【動画】僅かハナ差の2着!ワープスピード惜しくも敗れる…メルボルンカップ

勝ち馬と完全に並んだゴール前

メルボルンカップ・ワープスピードと菅原明良騎手(Photo by Brett Holburt/Racing Photos)

 手応えを残して直線の攻防を迎え、密集した馬群を縫うように進出。上手く差し脚を伸ばして先頭に迫っていった。馬群を割って伸びていき、ゴール前では交わす勢いで勝ち馬に迫ったが僅かに届かず入線。菅原明良騎手が懸命にさばいて抜け出してきたが、ほんのハナ差だけ届かなかった。

 10月19日のコーフィールドカップ(13着)をステップに良い状態で臨んだ大一番。勝利したナイツチョイスは51.5キロの軽ハンデで、ワープスピードは54.5キロ。斤量差含めると勝ちに等しい2着ではあった。このレースはオーストラリア伝統の長距離G1で、日本馬は2006年にデルタブルースが制している。

菅原明「力あるところを見せてくれた

メルボルンカップ・ナイツチョイス(右)とワープスピード(左)(Photo by George Sal/Racing Photos)

2着 ワープスピード
菅原明良騎手
「とても悔しいです。前に行くプランと後ろから行くプランのどちらも考えていたので、焦らず騎乗することができました。最後の直線でも上手くさばけて行けたのですが、斤量の差もあるのか、1着馬の方が少し伸びが良かったです。ただ、最後はワープスピードも詰め寄ってくれて、力のあるところを見せてくれました。今回は騎手として海外を転戦し、大変貴重な経験をさせていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。惜しくも2着で悔しい思いをしたので、日本に戻ってからも一つ一つのレースをしっかりと頑張っていきたいです」

高木登調教師
「着差が着差だけに悔しいです。今日はパンパンの良馬場になり、道中はずっと手ごたえがありいつでも動かせる状態で、最後の直線に入った時も、「これは行けるかな」という手ごたえだったようですが、惜しかったです。前走、重馬場で苦戦を強いられた後のこのレースは、2着という結果で残念ですが、しっかり力を出し切ってくれたので良かったと思います」

【全着順】
1着 ナイツチョイス
2着 ワープスピード
3着 オキタソウシ
4着 ザルドジ
5着 アブスゥルドゥ
6着 サークルオブファイアー
7着 ファンシーマン
8着 ランドレジェンド
9着 バッカルー
10着 コヴァリカ
11着 ヴォーバン
12着 ワンスムースオペレーター
13着 ヴァリアントキング
14着 シーキング
15着 インタープリテーション
16着 シャープンスマート
17着 トラストインユー
18着 モーストリークラウディ
19着 マンゾイス
20着 ポジティビティー
21着 ザマップ
22着 セントジョージ
23着 ジャストファイン
出走取消 アサバスカン

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