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【ばんえい・北見記念】メムロボブサップが重賞20勝目…阿部「勝ててほっとしています」

北見記念・メムロボブサップと阿部武臣騎手 (C)ばんえい十勝

 10月27日、帯広競馬場で行われた11R・北見記念(BG2・3歳上・ダ直200m)は、阿部武臣騎乗の1番人気、メムロボブサップ(牡8・ばんえい・坂本東一)が勝利した。2着にコウテイ(牡7・ばんえい・槻舘重人)、3着にコマサンエース(牡8・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは2:20.6(馬場水分1.8%)。

 2番人気で金田利貴騎乗、アオノブラック(牡8・ばんえい・金田勇)は、競走中止となっている。

 今期無敗のメムロボブサップがトップハンデをものともせず圧勝した。馬場水分1.8%、精鋭8頭で行われた本レース。850kg~880kgの高重量戦ともあり道中は各馬じっくりと息を入れながら歩を進め、中間点を過ぎたあたりからはインビクタ、コウテイらを先頭にばらけた展開で第二障害まで進行。第二障害ではインビクタ、コウテイと仕掛けるが、いずれも登坂に苦戦するなか、メムロボブサップがすんなりと障害をクリア。やや離れた2番手に体勢を立て直したコウテイ、そこからさらに離れた3番手でコマサンエースが障害を下るが、先頭のメムロボブサップとの差は縮まらず、大きくリードを広げたメムロボブサップが他馬を寄せ付けず圧勝。圧倒的な力で重賞20勝目を飾った。

 メムロボブサップを管理する坂本東一調教師、騎乗した阿部武臣騎手はともに北見記念をシンザンボーイで制した2019年以来2度目の勝利となる。

1着 メムロボブサップ
阿部武臣騎手
「勝ててほっとしています。岩見沢記念の後、涼しくなってきたので、その時より状態が良くなってきたと思います。レース前は、馬場が重たいので十分に息を入れて、第二障害をうまくクリアできれば、下りてから差されることはないと思っていました。実際に道中で十分に息入れることが出来たので、これならいけるだろうと思っていました。第二障害もいつも通り良いかかり具合でした。下りてからは後続を突き放すことが出来て、余裕を持てたので良かったです。本当にこの馬は良く頑張ってくれていると思います。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」

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坂本師「馬が息を入れるタイミングを理解している」

北見記念 口取り (C)ばんえい十勝

坂本東一調教師
「常に馬の気持ちを考えて過ごしているので、勝てて嬉しいです。普段からもちろん可愛がっていますが、誉めるとき、叱るときも愛情をもって接しています。状態面に関しては、ご覧いただいた通り全く問題ありませんでした。レース中も若い時と違って、馬が息を入れるタイミングをしっかりと理解していると思います。障害に関しても何一つ心配はありませんでした。岩見沢記念の時より重量が増えていますが、今回のレースの方が障害を越えるのは上手でした。今後も挑戦するレースがまだ残っていて、ハンデも増えていきますが、レース間隔が空いても短くてもこの馬には全く問題ないと思っています。これからもボブは精一杯頑張ると思いますので、私はその頑張りの手助けをしていこうと思います。応援の程よろしくお願いいたします」

メムロボブサップ 106戦49勝
(牡8・ばんえい・坂本東一)
父:ナリタボブサップ
母:ピュアレディ
母父:アキバオーショウ
馬主:竹澤一彦
生産者:竹澤一彦

【全着順】
1着 メムロボブサップ
2着 コウテイ
3着 コマサンエース
4着 カイセドクター
5着 クリスタルコルド
6着 インビクタ
競走中止 アオノブラック
競走中止 ゴールドハンター

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