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【凱旋門賞】武豊「直線手前で反応はなかった」愛アルリファーは11着に敗れる
2024/10/7 06:10
初挑戦から30年、11回目の騎乗となったが今回も悲願達成とはならなかった。スタートは五分に見えたものの、武豊騎手は「ちょっとスタートが遅かった」と回顧。思っていたより後方からの競馬となった。終始外目を回る競馬で、見た目以上に悪そうな馬場状態。直線を向く前にはもう余力がなかった。
11着 アルリファー
武豊騎手
「レース終わってやっぱり結果が全てですから、厳しい結果ですね。(作戦面は)スタート次第でという感じで、あまり細かいところはなかったですね。道中リラックスして、ラスト良い脚使える馬だからっていう感じでした。スタートがもう少し良ければ、もう少し前を取りたかったですけど、ちょっとスタートが遅かったです。今までのレースでも結構そうだったんですけど、その分かなっていうとこはあります。(アルリファーの)状態は良かったと思います。最後直線に向く手前であまり反応はなかったですね」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10月6日、パリロンシャン競馬場で行われた第103回凱旋門賞(G1・3歳上牡牝・芝2400m)で、R.ライアン騎乗、ブルーストッキング(牝4・英・R.ベケット)が勝利した。2着にはアヴァンチュール(牝3・仏・C.フェルラン)、3着にはロスアンゼルス(牡3・愛・A.オブライエン)が入った。勝ちタイムは2:31.58(重)。
日本から参戦したシンエンペラー(牡3・栗東・矢作芳人)は12着、武豊騎乗アルリファー(牡4・愛・J.オブライエン)は11着に敗れた。
【動画】凱旋門賞パドック…武豊×J.オブライエン師今年も日本勢の悲願ならず…
今年は日本から坂井瑠星騎手が3歳馬のシンエンペラー、武豊騎手がアイルランドのアルリファーに騎乗して参戦。シンエンペラーは11番ゲートから、アルリファーは9番ゲートからのスタートとなった。レースでは両馬ともに五分のスタート。先団にシンエンペラー。中団外目にアルリファーがつけて3コーナーに突入。中団をキープしたままフォルスストレートから直線まで運ぶと、外目へ持ち出して直線の攻防を迎えた。横並びの追い比べから差し脚を伸ばしたが、勝ち負けには絡むことが出来ずに後方で両馬ともに伸びあぐねた。最後まで見せ場はなく今年も日本の悲願は達成されなかった。勝利したのはイギリスのブルーストッキング。
☆凱旋門賞とは
パリ西部のブローニュの森にある、パリロンシャン競馬場で行われるG1レース。3歳馬と古馬の強豪が激突し、欧州競馬の芝2400m長距離路線における総決算として定着している。賞金総額は500万ユーロ(1着賞金285万7000ユーロ=約4億5000万円)で、世界最高峰のレースの一つである。
日本馬の最高着順は2着で、1999年エルコンドルパサー、2010年ナカヤマフェスタ、2012年、13年オルフェーヴルが連対を果たした。最もその栄光に近づいた日本馬はナカヤマフェスタのアタマ差。1969年スピードシンボリの初挑戦から55年、長年日本競馬界の悲願となっている。
【全着順】
1着 ブルーストッキング(英)
2着 アヴァンチュール(仏)
3着 ロスアンゼルス(愛)
4着 ソジー(仏)
5着 セヴェナズナイト(仏)
6着 ザラケム(仏)
7着 シュルヴィー(仏)
8着 デリウス(仏)
9着 ファンタスティックムーン(独)
10着 サンウェイ(英)
11着 アルリファー(愛)
12着 シンエンペラー(日)
13着 ルックドゥヴェガ(仏)
14着 マルキーズドゥセヴィニエ(仏)
15着 コンティニュアス(愛)
競走中止 アヤザーク(仏)
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