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【JDC】坂井瑠「アメリカでリベンジ」レース後ジョッキーコメント

JDC・フォーエバーヤングと坂井瑠星騎手 (C)Hiroki Homma

 10月2日、大井競馬場で行われたダート三冠競走、ジャパンダートクラシック(交流G1・ダ2000m)は、断然人気のフォーエバーヤングが完勝。国内では敵無しの見事な走りだった。この後はブリーダーズカップへ向かう予定。

JDC、レース後ジョッキーコメント
1着 フォーエバーヤング
坂井瑠星騎手
「ホッとしました。負けられないなと思っていました。休み明けでしたけど、十分に走れる状態でしたし、とにかく自信を持ってこの馬の力を出せれば勝てると思ってました。内で揉まれるのが嫌だったので、別にハナに行ってもいいなと思ったんですけど、2番手から切り替えてとてもリズムよく走っていました。今日素晴らしいメンバーが揃ってましたので、最後まで油断しないように、いつ来るかわからないので、しっかり追っていました。国内でまだ負けてないですし、春はアメリカで本当に悔しい思いをしたので、そのリベンジをっていう気持ちは強いです。また強いフォーエバーヤングをお見せできればと思います。大井競馬で勝つのもそうですし、今回第1回のジャパンダートクラシックということで、記念すべき第1回を勝てたのはすごく嬉しいです。フォーエバーヤングまだまだ頑張ります。次のアメリカも勝ちに行きたいですし、僕自身も明日からフランスに行って凱旋門賞控えてますので、そっちも勝てるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」

矢作芳人調教師
「まずはホッとしました。正直、戦ってきた経験値が違うと自信をもっていましたが、強いメンバーが揃っていたので、よく勝ち切ってくれたと思います。2着馬も良い脚で来ていたので、ひやひやしました。来たら来ただけ伸びてくれたと思っています。(今日までの調整や今日の様子は?)北海道のノーザンファームへ放牧に出して、やはり非常に疲れていたので、その後も回復に手間取って、もう少し今日までに仕上げたかったのですが、正直なところ八分程度にしか仕上げられなかった。ケンタッキーダービーという凄い舞台を経験しているので、非常にどっしりとして落ち着いて、周りの馬を威圧するような、素晴らしい馬だと思っていました。(大井競馬場での勝利については)生まれ育った場所で、瑠星騎手も思い入れが強い競馬場。大井を盛り上げたいという気持ちもあったので、結果を出せて本当にうれしいです。(次走の予定は)この後疲れを取ってから 14 日に検疫に入り、22日にアメリカへ飛ぶ予定です。沢山のお客様が来てくださってうれしいです。大井が盛り上がることも何よりの喜びです。もっともっと強い馬になるように努力していきますので、フォーエバーヤング、矢作厩舎、そして大井競馬場をよろしくお願いします。ありがとうございました」

2着 ミッキーファイト
戸崎圭太騎手
「前走よりも状態は良かったです。少し緩さがある馬ですがその辺も良くなっていました。スタートがあまり良くなかったのですが、展開的にもいいところに収まっていい流れかなと思っていました。最後もずっと手応えがあったので、直線一瞬並びかけてもしかしたらと思ったのですが…相手はそこからひと伸びしていたので強かったです。今後がより楽しみになりました」

3着 サンライズジパング
武豊騎手
「勝ちにいく競馬で、思ったより前のポジションが取れたんでいい形かなと思ったんですけど、右回りだとコーナーでスピードが落ちちゃうんで、左回りの方がいいですね。上がり左前を気にしていたので心配ですが、力は出せたと思います」

4着 ラムジェット
三浦皇成騎手
「思ったよりゲートも出れて、思った以上にポジションも取れて、あとはリズム重視でした。きょうは一度も抱えられず促しながらの競馬でした。これまでとメンバーも違いますし、4コーナー手前でスピードアップされた時にその辺の差が出てしまいました。馬体も成長して飛びも返し馬から良かったので、途中から動いて勝ち馬を見ながら競馬を出来たのは収穫かなと思います。まだまだよくなる余地がたくさんありますし、このまま無事に成長していって欲しいなと思います。勝ち馬は強いにしても、直線競るところまでは来ないといけなかったので申し訳ない気持ちで一杯です」

5着 シンメデージー
吉原寛人騎手
「思ったより後ろでしたが、自分のリズムで包まれる感じもなくて、1人で気持ちよく走ってくれていました。最後は脚を使うのもわかっていましたし、このメンバーで地方最先着に入って誇りに思います」

7着 サントノーレ
笹川翼騎手
「真っ向勝負を挑んで、フォーエバーヤングの後ろを取れたのは良かったです。追いかけた分、脚色が一杯一杯になりました。着狙いなら着はあった思いますが、勝負した結果で、持てる力は出せました。自分の中で悔いはないです。最後の脚の上がり方を見ると少し長いかもしれません。非常に楽しみな馬です」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10月2日、大井競馬場で行われた11R・ジャパンダートクラシック(Jpn1・3歳・ダ2000m)は、坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤング(牡3・栗東・矢作芳人)が快勝した。1.1/4馬身差の2着に3番人気のミッキーファイト(牡3・美浦・田中博康)、3着に4番人気のサンライズジパング(牡3・栗東・音無秀孝)が入った。勝ちタイムは2:04.1(良)。

 2番人気で三浦皇成騎乗、ラムジェット(牡3・栗東・佐々木晶三)は、4着敗退。

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直線で突き放す

JDC・フォーエバーヤングと坂井瑠星騎手 (C)Hiroki Homma

 坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤングが鮮やかに抜け出して快勝。ライバルを寄せつけなかった。直線では早め先頭からの独走態勢に。外からミッキーファイトが勢いよく迫ったが、再びもうひと伸びして1馬身1/4差でゴール。着差以上に強い内容で国内無敗を継続した。この勝利で7戦6勝と唯一負けたのはケンタッキーダービーの3着。順調ならこのまま再び渡米し、ブリーダーズカップクラシックへ向かう見込みだ。

フォーエバーヤング 7戦6勝
(牡3・栗東・矢作芳人)
父:リアルスティール
母:フォエヴァーダーリング
母父:Congrats
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 フォーエバーヤング 坂井瑠星
2着 ミッキーファイト 戸崎圭太
3着 サンライズジパング 武豊
4着 ラムジェット 三浦皇成
5着 シンメデージー 吉原寛人
6着 カシマエスパーダ 田辺裕信
7着 サントノーレ 笹川翼
8着 ポンドボーイ 本田正重
9着 ポッドロゴ 松山弘平
10着 フジユージーン 森泰斗
11着 ブラックバトラー 矢野貴之
12着 ケンタッキースカイ 菅原涼太
13着 サトノエピック 横山和生
14着 クルーミーズクライ 安藤洋一
15着 クニノトキメキ 今野忠成

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