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【ばんえい・岩見沢記念】メムロボブサップが重賞19勝目

岩見沢記念・メムロボブサップと阿部武臣騎手 (C)ばんえい十勝

 9月15日、帯広競馬場で行われた11R・岩見沢記念(BG2・3歳上・ダ直200m)は、阿部武臣騎乗の1番人気、メムロボブサップ(牡8・ばんえい・坂本東一)が勝利した。2着にインビクタ(牡8・ばんえい・松井浩文)、3着にコマサンエース(牡8・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは2:11.8(馬場水分2.1%)。

 2番人気で西謙一騎乗、クリスタルコルド(牡5・ばんえい・西弘美)は、4着敗退。

 道中はメムロボブサップ、コマサンエース、インビクタの3頭が抜け出しレースを引っ張る。中間点を過ぎた後も第二障害下まで横一線の攻防を繰り広げながら進行。第二障害下でじっくりと息を入れたコマサンエースが最初に仕掛け、メムロボブサップ、インビクタが続いて登坂を開始。メムロボブサップが天板で一瞬膝をついたが、すぐに立て直し先頭でクリア。差なくコマサンエース、インビクタが続くが、下りてから圧倒的な脚色を見せたのはメムロボブサップ。ぐんぐんと力強く後続を突き放すと脚色が最後まで鈍ることなく圧勝。今期無敗のまま8月のばんえいグランプリに続く重賞19勝目を飾った。メムロボブサップを管理する坂本東一調教師、騎乗した阿部武臣騎手はともに岩見沢記念初制覇となった。

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「たっぷり息を入れた」

岩見沢記念 口取り (C)ばんえい十勝

1着 メムロボブサップ
阿部武臣騎手
「勝ててほっとしています。休養中も練習はしていたので、良い状態でレースを迎えられたと思います。気候の変化で朝と夜が涼しくなり、少し強い調教をさせても体力面の回復が速くなって来ていたので、良い状態だと感じていました。トップハンデとロータリーハローの影響によって、重いレース展開になると感じていたので、道中たっぷりと息を入れ、障害を越えることが出来たらと考えていました。天板で少し膝を折りかけましたが、第二障害を越えてからしっかりと歩ける馬なので自信をもって騎乗していました。他の馬と横並びで障害を越えましたが、この重量で負けるわけにはいかないと思って騎乗しました。これからもメムロボブサップを応援よろしくお願いします」

坂本東一調教師
「勝ててとても嬉しいです。今回もトップハンデでしたが、この馬の魅力はポジション取りさえできてしまえば実力をしっかりと発揮できるところです。騎手も馬の能力を信じて騎乗しています。レースに関しましては、ポジション取りがしっかりと出来ていたので安心して見ていました。騎手も余裕ができて騎乗しやすかったと思います。天板で少し膝を折りそうな場面がありましたが、そこもまた見せ所の一つになったと思いました。他の馬とほぼ横並びで第二障害を越えましたが、馬と騎手との信頼関係が強いからこそ、そこから突き放しての勝利につながったと思います。この馬に限っては、正直、もう言うことがないくらい立派になってくれました。今後は筋力が衰えないように地道に調教していきたいと思います。メムロボブサップ共々、坂本厩舎をこれからもよろしくお願いいたします」

メムロボブサップ 105戦48勝
(牡8・ばんえい・坂本東一)
父:ナリタボブサップ
母:ピュアレディ
母父:アキバオーショウ
馬主:竹澤一彦
生産者:竹澤一彦

【全着順】
1着 メムロボブサップ
2着 インビクタ
3着 コマサンエース
4着 クリスタルコルド
5着 ゴールドハンター
6着 ヤマカツエース
7着 ブラックサファイア
8着 コマサンブラック

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