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【有馬記念】池添謙「来年5勝出来るように頑張ります」有馬記念共同会見 ジョッキー談話

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2018/12/24 07:00

23日、中山競馬場で行われた第63回有馬記念、共同記者会見、勝利ジョッキー談話。

1着 ブラストワンピース
池添謙一騎手
【平成最後の有馬記念を制して、改めて今どんな風にかみしめていますか?】
「平成最後ですけど、そのへんはあまり意識せずに臨んでいこうという気持ちでしたし、このブラストワンピースに関してはずっとこの馬はG1取れるって僕が言い続けていたので、その中でダービーと菊花賞を結果出せなかったので、ここ最後のグランプリはなんとしてもという気持ちが強かったので、一緒に取ることが出来る本当に嬉しいです」

【菊花賞以来で今日はプラス4キロでしたが、またがってみてパドックで感触としてはいかがでしたか?】
「最終追い切りもすごい良い雰囲気でしたし、プラス4キロでしたけど、そんな太いっていう感じもしなかったですし、少しパドックと馬場入りでチャカついていて、少しテンション高めかなというふうには感じたんですけど、返し馬終わってからはゆっくり落ち着いた状態で歩いてくれていたので、この馬のテンションでゲートイン出来ればいいかなというふうには思っていました」

【今日は中段、スタートしてからはある程度位置を取りに行ったのかなという風に見えたのですがその辺りのお気持ちは?】
「パドックでオーナーから、5番人気だし思い切って乗ってくれというふうに言われましたし、大竹さんからは何も言われなかったんですけど、菊花賞悔しい思いをしたので悔いのないようにと思って、スタートはしっかり出してポジション取っていこうというふうには自分の中では思っていたので、スタートはまずしっかり決めてというふうには思っていました」

【キセキが逃げる展開で途中から離すような展開にもなりましたがそのあたり仕掛けるタイミングや折り合いはいかがでしたか?】
「スタートしてから出して行って最初のコーナーまでは外の馬が来ても少し突っ張るかたちでコーナー入っていったんですけど、その中で控えた時にしっかり折り合いつきましたし、サウンズオブアースの後ろで折り合いしっかりついていましたし、本当しっかり足取り良く、正面ストレートではしっかり手前かえて、コーナーでもしっかり内で手前変えてというふうに、しっかり走ってくれていたので折り合いもばっちりでしたし、良い形で進めてくれているなというふうには思っていて、キセキが少し離しているところは見えていたんですけど、後ろにもレイデオロ絶対いるだろうなというふうには、どこにいるかは分からなかったですけど、いるって絶対思っていたので、仕掛けどころ大事だなと思っていたんですけど、ここでっていうところで動いていって、直線しっかり向いてからも伸びてくれたので、途中坂ぐらいから先頭に立っていたんですけどあとは何とか何とか凌いでくれと思いながら頑張ってくれと思いながら追ってました」

【ゴールした瞬間はどんなお気持ちでしたか?】
「坂登り終わって、脚音聞こえてきて、何が来たのかは分からなかったんですけど何か来てると思って、何とかと思いながらのゴールだったので、勝てたとは思ったんですけど、ガッツポーズ出ますよね。笑」

【デビューからずっとコンビを組んできて特に成長したなと思えるところはどのあたりでしょうか?】
「体質が少し弱い馬で間隔詰めて使うことが出来なくて、その中で大事に大事に牧場厩舎が使っていって、それで強くなっていってくれているんですけど、今も本当に菊花賞から有馬記念の短期間の間での背腰に筋肉もついてますし、すごく良くなっているなというふうに有馬記念の1週前に感じて、ほんとにどんどんどんどん成長してくれているなというふうに思っているので、来年もっともっと良くなるんじゃないかなというふうには思っています」

【このあたりが伸びていってくれたらもっとすごい馬になるんじゃないかというところはありますか?】
「有馬記念取ってますから十分すごい馬だと思いますし、体質の部分でもしっかりしてきているので、このまま無事にいってくれればいいかなと思います」

【この秋は外国人ジョッキーが大きなレースを席巻していましたが、このグランプリに対して得意にしているグランプリという思いはあったんでしょうか?】
「グランプリ4つ勝たせてもらっていますけど、本当に名馬に乗せてもらっているので、ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ブラストワンピースに感謝しています」

【今後へ向けてのブラストワンピースの可能性を含めて豊富を一言】
「今日有馬記念しっかり勝ってくれましたし、来年古馬になるんですけど、古馬のチャンピオンになれる馬だと僕は思っているので、来年飛躍してくれる年になれると思うので、本当に頑張ってくれると思います」

【馬場が直前になって渋ったんですがそのあたりは?】
「多少渋ったという感じだったので、馬力ある馬ですし、東京でゆりかもめ勝った時も少し緩い馬場でしっかりこなしてくれているので、大丈夫だっていうふうには自分の中では思ってレースに臨みました」

【実際に走っていてもよく適応してこなしてくれている】
「あまり内も外も今日の感じだと大差なかったですし、9か8レースも逃げ切りで勝っているので、内外遜色ないなというふうには思っていたんですけど、あまり内過ぎて追走して閉じ込められるのがすごく嫌だったので、しっかり自分の進路を確保してレースに臨んでいこうと思ってあの位置取りでレースをしていました」

【関東馬としてこの有馬記念を勝ったということについての思いは?】
「今の時代、関西馬とか関東馬とかあまり垣根はないのかなというふうに思っていますし、大竹さんが去年の夏くらいにふとした時に「俺のG1初勝利はおまえのような気がする」って言ったんですよね。それまだブラストワンピース乗る前だったんですけど、新馬でもまだ乗る前で、「僕もなんかそんな気がします」っていう返して、ほんとそれが実現出来て良かったなというふうに思いますし、厩舎陣営がしっかり仕上げてくれて、大竹さんにずっと僕を使い続けてくれたので、少しでもG1という初勝利をプレゼントすることが本当に良かったなというふうに思います」

【有馬記念4勝目で、単独最多勝ですが何か秘訣は?】
「強い馬に乗っていますから、それが一番だとは思います。歴代3勝で並んでいたんですけど、その3勝の人達っていうのはすごく名ジョッキーばかりでしたし、その中で単独4勝目できたのはすごく有難いですし、嬉しいですし、来年5勝出来るように頑張ります」

レース結果、詳細は下記のとおり。

23日、中山競馬場で行われた11R・有馬記念(G1・3歳上オープン・芝2500m)で3番人気、池添謙一騎乗、ブラストワンピース(牡3・美浦・大竹正博)が快勝した。クビ差の2着に1番人気のレイデオロ(牡4・美浦・藤沢和雄)、3着にシュヴァルグラン(牡6・栗東・友道康夫)が入った。勝ちタイムは2:32.2(稍重)。

2番人気で川田将雅騎乗、キセキ(牡4・栗東・中竹和也)は、5着敗退。

オジュウチョウサンは惜しくも9着に敗れる

障害から平地へ挑戦し、武豊騎手と共に挑んだオジュウチョウサンは、4コーナーから見せ場を作るも9着敗退。レース後の囲み取材では武騎手も「走りに感動しました」と同馬の健闘を讃えた。

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ブラストワンピース 7戦5勝
(牡3・美浦・大竹正博)
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母父:キングカメハメハ
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ブラストワンピース
2着 レイデオロ
3着 シュヴァルグラン
4着 ミッキーロケット
5着 キセキ
6着 サトノダイヤモンド
7着 サクラアンプルール
8着 モズカッチャン
9着 オジュウチョウサン
10着 マカヒキ
11着 ミッキースワロー
12着 リッジマン
13着 スマートレイアー
14着 パフォーマプロミス
15着 クリンチャー
16着 サウンズオブアース

※主催者発表のものと照らし合わせください