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【兵庫サマークイーン賞】金沢ハクサンアマゾネスが29勝目…吉原「馬に頭が上がりませんね」
2024/7/13 20:25
7月12日、園田競馬場で行われた11R・兵庫サマークイーン賞(3歳上・牝・ダ1700m)は、吉原寛人騎乗の1番人気、ハクサンアマゾネス(牝7・金沢・加藤和義)が快勝した。1.1/2馬身差の2着にアンティキティラ(牝5・高知・別府真司)、3着にグレースルビー(牝7・大井・堀千亜樹)が入った。勝ちタイムは1:51.5(不良)。
2番人気で下原理騎乗、スマートムーラン(牝5・兵庫・永島太郎)は、9着敗退。
吉原寛人騎手騎乗で断然の1番人気に支持されたハクサンアマゾネスが連覇を達成。昨年10月の兵庫クイーンカップに続く、園田で3つめの重賞タイトルを獲得した。この勝利で国内平地重賞最多勝利を24に更新。オレノココロ(ばんえい競馬)が持つ国内重賞最多勝利記録まであと1に迫った。
今年の3勝はすべて逃げ切り。ハクサンアマゾネスの出方に注目が集まったが、「競られてハイペースになるのが嫌だったので、3番手でもいいと思っていた」と吉原騎手。内の2頭を行かせて、3番手の外で折り合いをつけつつ追走。勝負どころで上がっていったときは勝ちパターンに見えたが、「アンティキティラは逃げると怖く、3コーナーでも手応えがあったので、止まってくれと思いました」と話した。それでも直線で一騎打ちに持ち込み、最後はねじ伏せて8連勝。同時に兵庫サマークイーン賞連覇を達成した。
加藤和義師「ホッとしました」
吉原騎手は「夏場の仕上げで、攻めることができなかったが、体重を見てホッとしました。精神的にも落ち着いてきたが、実戦ではパワフルに走ってくれます。馬には頭が上がりませんね」と、頼れる相棒を褒め讃えた。また、管理する加藤和義調教師は「とにかくホッとしました。こういう馬場(不良馬場)も味方してくれましたね。次走は馬の様子を見てからになりますが、グランダムを意識しているので、地元の読売レディス杯も視野に入れています」と話した。
ハクサンアマゾネス 40戦29勝
(牝7・金沢・加藤和義)
父:シルポート
母:オークヒルズ
母父:ブライアンズタイム
馬主:河崎五市
生産者:三木田牧場
【全着順】
1着 ハクサンアマゾネス 吉原寛人
2着 アンティキティラ 多田羅誠也
3着 グレースルビー 達城龍次
4着 アキュートガール 鴨宮祥行
5着 マルグリッド 松木大地
6着 デンコウハピネス 杉浦健太
7着 クリノメガミエース 笹田知宏
8着 サーフズアップ 赤岡修次
9着 スマートムーラン 下原理
10着 オーサムサンライズ 川原正一
出走取消 マヤローザ 廣瀬航
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