競馬コラム
【武豊日記】今年も楽しみな馬でダービーを迎えられそうなのがうれしい
2024/5/2 20:46
キタサンブラックの異父弟、シュガークンが青葉賞を快勝。今年の2月にデビューした馬が、僅か4戦でダービーの出走権を取るのですから、並のセンスではありません。兄とはタイプが違いますが、心臓の良さは一緒。今年も楽しみな馬でダービーを迎えられそうなのがうれしいです。個人的には、この勝利がJRA通算4497勝目。先週まではあえて触れませんでしたが、あと3勝となれば、4500勝の区切りを意識しないわけにはいきません。周囲からまだかまだかと言われないうちに、サッとやってしまいたいというのは毎回の本音です。
「挑戦者の立場でチャンスを窺うつもり」
今週末は、土曜日は京都、日曜日は東京で騎乗する予定です。NHKマイルカップはボンドガールが相棒。前走で能力の高さを実感できましたし、状態はさらに上がっているとの連絡も受けています。とはいえ、出走各馬のレベルは例年以上の高さなので、ここはあくまでも挑戦者の立場でチャンスを窺うつもりです。
クリストフ(ルメール騎手)が調教の現場に元気に復帰し、松山騎手もなにごともなかったように調教に汗を流していた、今朝の栗東トレセンの風景。吉田隼人騎手の回復にはもう少し時間がかかるのかもしれませんが、ボクらはみんなの力で重苦しい空気を乗り越えなければいけません。今週も全力プレーで競馬を盛り上げてまいります。
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