クイーンＳで期待したライトクオンタムでしたが、内枠からすんなりハナに行けたものの、直線に向いたところではすでに手応えが怪しくなってしまっていました。ディープインパクトの最終世代から出たステークスウィナーですから、大成させてあげたい馬なんですが、まだまだ未完成な部分があるようです。距離適性も含めて長い目で見ていただけたらと思います。

　余談ですが、この日のライトクオンタムの斤量が52キロ。自分の年齢以下の負担重量で重賞を勝つことを「アンダーエージウェイト」と言い、海外ではちょっと冷やかしのニュアンスを含めながらですが称賛の対象とされます。普通は、年齢を重ねるほど軽い斤量に対応が難しくなるものですが、ボク自身は52キロは苦労なく乗れます。同じ日の新潟では57歳になった柴田善臣先輩が55キロで重賞に乗っていましたから、ノリさん(横山典弘騎手)を含めて、アンダーエージウェイト達成のチャンスはあると思います。ゴルフのエージシュート(18ホールを年齢以下のスコアでラウンドすること)よりはだいぶ楽な感じでしょうか。

【武豊日記】友人の成功は励みになります