競馬コラム
【装蹄師・西内荘コラム】三冠牝馬ジェンティルドンナ追悼の思い
2025/11/29 09:00
今年のジャパンCは、欧州年度代表馬カランダガンの参戦で盛り上がりそうですね。私の担当馬は出走しないので蚊帳の外ではありますが、カランダガンのストライドの大きな走りには注目しています。生で見たわけではありませんが、どこかディープっぽい走りにも見えますからね。
そのディープインパクトの仔、ジェンティルドンナが亡くなりました。ジャパンCを連覇した三冠牝馬で、私が担当した馬の中ではウオッカと並び最強牝馬でした。「いい思い出をありがとう」と言いたいですし、安らかに眠ってほしいと思います。
北海道一歳馬の今
近年、一歳馬の移動は年々早くなっています。以前は北海道で年越しするのがあたりまえでしたが、早くもトレセン近隣の牧場に移動している馬が増えています。今のJRAのレース体系に合わせて、早く現場の近くでトレーニングしたいという意図も頷けますからね。
一昔前なら、こちらに移動してくると蹄鉄を履かせないと蹄が摩耗してしまうリスクが懸念材料でしたが、今の関西圏のトレーニング場は蹄がすり減らない馬場を備えているところが多く、蹄の片減りの心配もほとんどありません。
逆に、北海道・浦河のBTCだと、これからの季節は坂路に行くまでの道中が凍ってしまうため片減りする馬が増え、蹄鉄を装着しなければいけない馬が多くなってきます。環境が違えば蹄のケアも変わります。
●11月29日(土)
・東京
10R アンシール
・京都
1R ブラックレジェンド
5R ルクスキャンディ
7R ブラーヴィストワル
12R ヒーローインチーフ
●11月30日(日)
・京都
7R テンエースワン
ドゥラエテルノ
11R ハッピーマン
テイエムリステット
以上、装蹄から感じた好感触馬です。
コメントを書く