競馬コラム
【有馬記念レース回顧】タイトルホルダーに本来の走りは見られず
2022/12/26 06:10
クリスマスグランプリを制したのは3歳馬のイクイノックスだった。前走の天皇賞・秋では強烈な差し脚で古馬勢を一蹴、東京向きの差し脚かとも思われていたが、今回はトリッキーな中山2500mをソツなくこなしての完勝劇。来年はこの馬が全てを持って行ってしまうのではとも思わせるほど、隙のない走りだった。 イクイノックスは好スタートを決めて行きっぷりの良い追走。馬の後ろに入れてグッと我慢し、勝負どころでは抜群の手応えで大外から馬なりで進出。解き放たれたこの馬の走りについて来れるライバルはおらず、あっという間に直線の入口...