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【ジャパンカップ】枠順と見所 アーモンドアイは最内枠
2018/11/24 08:10
11月25日(日)東京競馬場で行われる、ジャパンカップ(G1・3歳上オープン・芝2400m)の枠順は下記の通り。
最大の注目は牝馬3冠を達成したアーモンドアイ。秋華賞の直線は圧巻だった。どう転んでも届かないのではと思わせる位置から怒涛の差し切り。あれで8分のデキというのだから、目一杯の仕上がりで本気を出したら一体どこまで走るのかと思うと、ここもあっさり通過するのかという期待が大きく膨らんでしまう。
その一方で死角がないわけでもない。初めての古馬対戦がジャパンカップという大きなハードルである事に間違いないが、かつては名牝ジェンティルドンナがこの壁をクリアいる。アーモンドアイの走りを見ればジェンティルドンナにもヒケを取らないレベルである可能性は十分で、53キロと軽量も加味して互角以上に戦えるだろう。
何しろ1番の安心材料は、鞍上のルメールが「日本で1番強い」とコメントしていることだろう。リーディングを独走、そして今年のG1勝利数記録を塗り替えた男が言うのだから間違いなさそうだ。
重箱の隅を突くような事を言えば、最内で苦しい競馬にならないことくらいだろうか。繊細な牝馬だけに、ちょっとした事で歯車が狂うという事も当然ありえなくはないが、もはやそのレベルの馬ではないだろう。
2番手はスワーヴリチャードか。天皇賞・秋ではスタートで挟まれ不発に終わったが、左回りの破壊力は一級品。まともなら当然巻き返す。
そして展開面で注目したいのはキセキ。天皇賞・秋での川田将雅騎手の逃げは見事だった。後続に脚を使わせつつゴール寸前まで粘る好走。この秋は厳しい競馬でもキッチリ馬券圏内に残り、菊花賞馬の底力を発揮している。ウインテンダネス、ノーブルマーズと行きそうな馬はいるものの、ハッキリとした逃げ馬もおらず、各馬探り探りで1コーナーへ突入、再びキセキが逃げの手を⁉︎という事もあり得そうだ。
ヨーロッパより参戦のムーア騎乗、カプリは愛ダービー馬。先月行われた凱旋門賞でも5着。世界の5着で当然能力的には上位。あとは例年の話題通り、馬場適性に尽きる。
叩いて前進したシュヴァルグラン、前走で復活のサトノダイヤモンド、G1を2勝しているサトノクラウンなど、豪華共演の発走は日曜15時40分。
1-1
アーモンドアイ
牝3・53.0・C.ルメール
国枝栄
2-2
ハッピーグリン
牡3・55.0・服部茂史
田中淳司
3-3
サトノダイヤモンド
牡5・57.0・J.モレイラ
池江泰寿
3-4
サトノクラウン
牡6・57.0・W.ビュイック
堀宣行
4-5
ミッキースワロー
牡4・57.0・横山典弘
菊沢隆徳
4-6
サンダリングブルー
せん5・57.0・F.ベリー
D.ムニュイジエ
5-7
サウンズオブアース
牡7・57.0・田辺裕信
藤岡健一
5-8
キセキ
牡4・57.0・川田将雅
中竹和也
6-9
シュヴァルグラン
牡6・57.0・C.デムーロ
友道康夫
6-10
ガンコ
牡5・57.0・蛯名正義
松元茂樹
7-11
スワーヴリチャード
牡4・57.0・M.デムーロ
庄野靖志
7-12
カプリ
牡4・57.0・R.ムーア
A.オブライエン
8-13
ノーブルマーズ
牡5・57.0・高倉稜
宮本博
8-14
ウインテンダネス
牡5・57.0・内田博幸
杉山晴紀