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【天皇賞・秋】武豊「流れ込んだだけ」マカヒキは後方で伸びあぐねる

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2018/10/28 21:20

マカヒキと武豊騎手

昨年のダービー馬レイデオロが優勝する一方で、一昨年のダービー馬マカヒキは後方で伸びあぐねていた。前後半59.4-57.4とレース全体、数字上ではスローペースだが、馬場も時計も速く、ラップは終始11秒台真ん中あたりの時計を刻んでいた。武豊騎手の言う「ペースが緩むことがなく」、このニュアンスは恐らく、時計が速いという意味を指していたのだろう。ハッキリとした敗因はわからないが絶好調にはあと一歩、今のマカヒキには時計勝負での府中芝2000mが合わなかったのかもしれない。

7着 マカヒキ
武豊騎手
「ペースが緩むとこがなく脚をためれなかった。ラストもギアが入らないままで…流れ込んだだけですね」

レース結果、詳細は下記のとおり。

28日、東京競馬場で行われた11R・天皇賞・秋(G1・3歳上オープン・芝2000m)で2番人気、C.ルメール騎乗、レイデオロ(牡4・美浦・藤沢和雄厩舎)が快勝した。1.1/4馬身差の2着にサングレーザー(牡4・栗東・浅見秀一厩舎・担当装蹄師/西内荘)、3着にキセキ(牡4・栗東・中竹和也厩舎)が入った。勝ちタイムは1:56.8(良)。

1番人気でM.デムーロ騎乗、スワーヴリチャード(牡4・栗東・庄野靖志厩舎)は、10着敗退。尚、8番のダンビュライトは競走除外となっている。

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年間G1最多勝記録に並んだルメール騎手

もうぐうの音も出ないというのだろうか、ルメール騎手にぴったりの言葉が中々見つからない。秋華賞、菊花賞に続いて3週連続G1制覇。そして10月の重賞は6勝目。昨日のスワンステークスでもあわやのハナ差と、もはやメインレースをほぼ総なめしているに等しい。武豊騎手などが持つ年間最多G1勝利記録6勝に早くも並びかけ、残り8つのG1で更新はほぼ間違いなさそうだ。
レースではレイデオロを中団に導き勝負どころでも手応え良くじっと我慢し機を伺った。直線坂下あたりから徐々に進出を開始すると、残り100mで逃げたキセキを捉えて差し切り。喜び爆発のガッツポーズを披露しレイデオロを讃えた。

レイデオロ 11戦7勝
(牡4・美浦・藤沢和雄厩舎)
父:キングカメハメハ
母:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 レイデオロ
2着 サングレーザー
3着 キセキ
4着 アルアイン
5着 ミッキーロケット
6着 サクラアンプルール
7着 マカヒキ
8着 ヴィブロス
9着 ステファノス
10着 スワーヴリチャード
11着 アクションスター
12着 ブラックムーン
(競走除外) ダンビュライト 

※主催者発表のものと照らし合わせください