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【府中牝馬S】デムーロ「勝った馬が強過ぎました」リスグラシュー32秒台の脚を使うも差される

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2018/10/14 07:50

リスグラシューは上がり32.6の末脚を繰り出して抜け出し勝利を目前にしたが、それを上回る勝ち馬の強烈な差し脚を前に成す術がなかった。スタートこそダッシュがつかず後方からのレースとなったが、デムーロ騎手が素早く挽回。じっくりと脚を溜めて勝負どころから大外を通って進出。直線もグイグイと伸びて3着に入ったフロンテアクイーンを競り落としたところで更に外から32.3で来られてはもうお手上げ。鞍上のデムーロ騎手も「勝った馬が強過ぎました」と語るしかなかった。

2着 リスグラシュー
M.デムーロ騎手
「残念です。すごく良い競馬をしました。最後まで伸びてくれましたが、勝った馬が強過ぎました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

13日、東京競馬場で行われた11R・府中牝馬S(G2・3歳上オープン・牝・芝1800m)で1番人気、C.ルメール騎乗、ディアドラ(牝4・栗東・橋田満厩舎)が快勝した。クビ差の2着に2番人気のリスグラシュー(牝4・栗東・矢作芳人厩舎)、3着にフロンテアクイーン(牝5・美浦・国枝栄厩舎)が入った。勝ちタイムは1:44.7(良)。

32秒3の末脚で差し切ったディアドラ

ディアドラが強過ぎた。カワキタエンカが前半58.1のハイペースで飛ばし、後続との差を大きく保って直線へ向くも、ディアドラはまだほぼ最後方。本当に届くのかという位置から直線坂を上がって、一完歩づつ詰め寄るとゴール前抜け出したリスグラシューをあっという間にかわしてゴールした。ルメール騎手はこのレースでJRA通算900勝となり嬉しいメモリアルVとなった。

府中牝馬ステークスプレゼンターを務めたタレントの見栄晴さん

ディアドラ 19戦7勝
(牝4・栗東・橋田満厩舎)
父:ハービンジャー
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
馬主:森田藤治
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ディアドラ
2着 リスグラシュー
3着 フロンテアクイーン
4着 ジュールポレール
5着 クロコスミア
6着 カワキタエンカ
7着 アドマイヤリード
8着 メイズオブオナー
9着 ミスパンテール
10着 ソウルスターリング
11着 キョウワゼノビア

※主催者発表のものと照らし合わせください