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【中山GJ】石神「オジュウにありがとうと伝えたい」オジュウチョウサンG1・9勝目

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2022/4/16 21:50

 16日、中山競馬場で行われたG1・中山グランドジャンプは、1番人気の古豪オジュウチョウサンが勝利し、前人未到の同一G1・6勝目をマーク。G1勝利は通算9勝目と、11歳馬となっても能力は健在で、ライバルを見事に競り落とした。

中山グランドジャンプ、勝利ジョッキーコメント
1着 オジュウチョウサン
石神深一騎手
「本当に素晴らしい以外、言葉が思い浮かばないですね。暮れと違ってこっちが追いかける番だったんですけども、交わせる手応えもあったので、ブラゾンを交わして後ろの馬にやられなければ勝てるんじゃないかなと思いました。(障害レース1000回目の騎乗でG1制覇について)今週、新聞社さんの方から1000回目だと言われて、是非このレースで締めの勝利を出来たらなと思っていたので本当に勝ててオジュウにありがとうって伝えたいです」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 4月16日、中山11Rで行われた第24回中山グランドジャンプ(障害4歳上オープン・J-G1・芝4250m・9頭立て・1着賞金=6600万円)は、石神深一騎乗の1番人気、オジュウチョウサン(牡11・美浦・和田正一郎)が勝利し、中山グランドジャンプ6勝目、G1のタイトルは通算9勝目を飾った。勝ちタイムは4分52秒3(稍重)。

 2着に3番人気のブラゾンダムール(牡7・栗東・松永幹夫)、3着に5番人気のマイネルレオーネ(牡10・栗東・清水久詞)が入った。

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11歳になっても能力は健在

 1番人気に支持された11歳馬の絶対王者、オジュウチョウサンがまたしてもG1のタイトルを手にした。この勝利で中山グランドジャンプ7回目の出走にして6勝目。G1タイトルは通算9勝と今後破られることは中々ないであろう前人未到の記録を伸ばし続けている。勝負どころでは先に抜け出しを図ったブラゾンダムールとの追い比べに。最終障害を飛越して二頭のマッチレースとなると、見事に競り落として栄光のゴールへ飛び込んだ。また、鞍上の石神深一騎手は、この騎乗で障害競走1000回騎乗の節目となっている。

 中山グランドジャンプを勝ったオジュウチョウサンは、父ステイゴールド、母シャドウシルエット、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道平取町・坂東牧場の生産馬で、馬主は(有)チョウサン。通算成績は38戦20勝。重賞は16年中山グランドジャンプ(J-G1)、東京ジャンプ(J-G3)、東京ハイジャンプ(J-G2)、中山大障害(J-G1)、17年阪神スプリングジャンプ(J-G2)、中山グランドジャンプ(J-G1)、東京ハイジャンプ(J-G2)、中山大障害(J-G1)、18年中山グランドジャンプ(J-G1)、19年阪神スプリングジャンプ(J-G2)、中山グランドジャンプ(J-G1)、20年阪神スプリングジャンプ(J-G2)、中山グランドジャンプ(J-G1)、21年中山大障害(J-G1)に次いで15勝目。鞍上の石神深一騎手、管理する和田正一郎調教師は共に6勝目。

【全着順】
1着 オジュウチョウサン 石神深一
2着 ブラゾンダムール 西谷誠
3着 マイネルレオーネ 平沢健治
4着 ケンホファヴァルト 森一馬
5着 ビレッジイーグル 大江原圭
6着 サトノパシュート 高田潤
7着 マイネルプロンプト 白浜雄造
8着 キタノテイオウ 上野翔
9着 マイサンシャイン 難波剛健