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【桜花賞】川田「気持ち強く最後まで走り切ってくれた」スターズオンアースがG1初制覇

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2022/4/10 21:50

(C)Yushi Machida

 10日、阪神競馬場で行われた牝馬クラシック第 1弾・G1桜花賞は、7番人気のスターズオンアースがゴール寸前で差し切り。直線では狭い隙間を縫うように抜け出して、先に抜け出した武豊ウォーターナビレラをハナ差捕らえた。

桜花賞、勝利ジョッキーコメント
1着 スターズオンアース
川田将雅騎手
「何より勝ちきってくれたことが有り難く思います。届いた感触はあったんですけど、着差が僅かなので何とか出ててほしいなという思いでした。追い切りに乗ってどういう馬かを把握しましたし、その中でこの馬が一番能力を出せる形で道中を走ろうと思っていました。思ったよりは進んでいけなかったので、その中でこの馬のリズムを大事にしながら無理させすぎないように道中を歩んできたつもりです。スペースも狭く、他馬とも接触しながら、それでも気持ち強く最後まで走り切ってくれたことが、こうやって勝ち切ることに繋がったので、彼女の気持ちの強さが最後前に出ることに繋がってくれたと思います。とても良い走りで着差は僅かですが、勝ち切るまで良い内容で走ってくれていますので、これから更に良い走りが出来るようになってくれればと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 4月10日、阪神11Rで行われた第82回桜花賞(3歳オープン牝・G1・芝1600m・18頭立て・1着賞金=1億3000万円)は、川田将雅騎乗の7番人気、スターズオンアース(牝3・美浦・高柳瑞樹)が勝利し、嬉しいG1初制覇を飾った。勝ちタイムは1分32秒9(良)。

 2着に3番人気のウォーターナビレラ(牝3・栗東・武幸四郎)、3着に6番人気のナムラクレア(牝3・栗東・長谷川浩大)が入った。

【写真】桜花賞

ゴール寸前で測ったような差し切り

 ゴール寸前で武豊騎手、幸四郎調教師の兄弟G1初制覇がかかったウォーターナビレラをスターズオンアースが一気に差し切った。直線では狭いところを捌いていき坂を登って豪脚一閃。届かないと思われたところから素晴らしい末脚を繰り出して、川田騎手との初コンビとは思えぬ人馬一体の騎乗を披露した。

 桜花賞を勝ったスターズオンアースは、父ドゥラメンテ、母サザンスターズ、母の父Smart Strikeという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は社台レースホース。通算成績は6戦2勝。重賞は初勝利。鞍上の川田将雅騎手は同レース2勝目、管理する高柳瑞樹調教師は初勝利。

【全着順】
1着 スターズオンアース 川田将雅
2着 ウォーターナビレラ 武豊
3着 ナムラクレア 浜中俊
4着 サークルオブライフ M.デムーロ
5着 ピンハイ 高倉稜
6着 パーソナルハイ 吉田豊
7着 ベルクレスタ 吉田隼人
8着 アルーリングウェイ 藤岡佑介
9着 サブライムアンセム 岩田望来
10着 ナミュール 横山武史
11着 プレサージュリフト 戸崎圭太
12着 カフジテトラゴン 古川吉洋
13着 クロスマジェスティ 武藤雅
14着 フォラブリューテ C.ルメール
15着 アネゴハダ 幸英明
16着 ライラック 福永祐一
17着 ラズベリームース 池添謙一
18着 ラブリイユアアイズ 坂井瑠星