現地時間3月26日にドバイ・メイダン競馬場で行われた、ドバイターフの日本馬関係者コメントは下記の通り。

1着　パンサラッサ
吉田豊騎手
「馬が以前と変わってきた感じです。返し馬では少し入れ込んでいましたが、レースでは落ち着いていました。ゲートの中でも前走のように大人しく、うまくスタートを切ることが出来て自分のペースで行けました。後ろから他の馬も来ていてドキドキでしたが（勝てて）良かったです」

矢作芳人調教師
「ナイターの競馬のせいか、思ったほど馬が行かなかったですが、その分の粘りは大したものでした。恐らく負けてはいないと思っていましたが、同着でも嬉しいです」

3着　ヴァンドギャルド
M.バルザローナ騎手
「ゲートは普通に出ましたが、ひっかかりそうな雰囲気があったので、後方で脚をためる競馬となりました。良い脚で追い込んできてもう少しでしたね。馬はよく走ってくれました」

藤原英昭調教師
「騎手はしっかりと乗ってくれました。最後は勝ったと思いましたが、残念です。ヴァンドギャルドは100％の力を発揮してくれました」

8着　シュネルマイスター
C.ルメール騎手
「良いポジションで冷静に走ってくれましたが、直線で加速せずワンペースの走りで、最後は（馬が）疲れてしまいました。原因は分からないです。残念です」

手塚貴久調教師
「状態は良かったですし、直線もスムーズに外に出せたので正直なところまだ敗因がつかめていません。道中で揉まれたのが影響したのかもしれません。人気に応えられなくて申し訳ありません。また馬を作り直して頑張ります」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　現地3月26日、ドバイ・メイダン競馬場で行われた、ドバイワールドカップデー7R・ドバイターフ（G1・北半球4歳上、南半球3歳馬上・芝1800m・14頭立て・1着賞金290万ドル＝約3億5000万円）は、吉田豊騎乗、パンサラッサ（牡5・栗東・矢作芳人）、L.デットーリ騎乗、ロードノース（せん6・英・J.ゴスデン）がまさかの1着同着。大激戦のゴール前で完全に並んでゴールした。3着に日本のヴァンドギャルド（牡6・栗東・藤原英昭）が入った。勝ちタイムは1:45.77。

　同じく日本から参戦したシュネルマイスター（牡4・美浦・手塚貴久）は8着敗退。なお、ファイネストサウンドとロードグリッターズは出走取消となっている。

【ドバイゴールデンシャヒーン】川田「直線は素晴らしい走り」レース後関係者コメント

3頭横並びでゴール

　ゴール前は史上稀に見る大激戦となった。逃げ粘るパンサラッサ、真ん中にロードノース、外からヴァンドギャルドが完全に並んでゴール。長い長い写真判定の結果は日本のパンサラッサとロードノースがまさかの同着となった。パンサラッサのG1初制覇でドバイワールドカップデー日本馬は4勝目、矢作芳人厩舎は3勝目、ロードノースは昨年に続いて連覇を達成した。

【全着順】
1着　パンサラッサ
1着　ロードノース
3着　ヴァンドギャルド
4着　サフロンビーチ
5着　サーバスカー
6着　マイオベロン
7着　アルファリーク
8着　シュネルマイスター
9着　カーネルリアム
10着　モハーフェス
11着　アーサマイナー
12着　ハキーキー
13着　デザートファイア
14着　ハロヴィアン
出走取消　ファイネストサウンド
出走取消　ロードグリッターズ