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【川崎記念】川田「今年こそという思いでドバイへ」チュウワウィザードが貫禄V

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2022/2/2 21:00

 2日、川崎競馬場で行われた交流G1・川崎記念は、中央の大将格チュウワウィザードが貫禄の走りで勝利。ライバルを寄せつけることなく4馬身差の圧勝だった。

川崎記念、勝利ジョッキーコメント
1着 チュウワウィザード
川田将雅騎手
「無事に勝てて何よりです。久しぶりに乗りましたけど相変わらず元気いっぱいでしたし、本当に良い状態で今日を迎えてくれているなと思いました。あの時点(2年前の川崎記念)で馬としては完成されてましたので、その高いレベルを維持し続けているなという感触を得ることが出来ました。前半からちょっと窮屈な形にはなったので、そこからどう競馬を組み立てていこうかというところだったんですけれども、馬自身はとてもリズム良く走ってくれていたので、あとは僕が他の馬の動きの中で捌いていくだけでした。スペースを取りやすい位置にまで誘導しまして、そこから前の並び的に出すことがベターではないという選択をしたのでそのまま一つ内を走っていました。やはり年齢的なものもあり、多少のズブさは出てきてはいますが、それでもしっかりと反応してくれて、動き出してくれてからはもう大丈夫だという雰囲気になってくれました。2年前ここでチュウワウィザードと共に勝たせていただきドバイに行く予定でしたが、コロナの影響により中止になったことで行けず、その後僕の都合で乗ることが出来ず、またこうして手綱を任せてもらいまして、今年こそという思いでドバイに行ってきますので、この馬のことを日本で精一杯応援してあげてもらえたらなと思います。よろしくお願いします」

大久保龍志調教師
「久しぶりに川崎に帰ってきて、圧倒的1番人気だったので勝ててホッとしています。馬の方もここは得意だっていうのと、川田くんはもうベテランの円熟みを出してくれているので今年は安心して見ていました。(この馬の強さは)走ることに対して真面目というか、入場の時を見てもらったら分かったかなと思うんですけれども、2歳の時から馬場に入るとかなりエキサイトするという感じで、全然落ち着きがちょっと足りないかなというところはあるんですけれども、走り出せば良いキャンターしてくれるので、強さと言ったらその真面目さかなと思っています。ここを勝ってドバイというのが青写真だったので、まず川崎記念獲れましたので、胸張ってドバイに行きたいなと思っています」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 2日、川崎競馬場で行われた11R・川崎記念(Jpn1・4歳上オープン・ダ2100m)で1番人気、川田将雅騎乗、チュウワウィザード(牡7・栗東・大久保龍志)が快勝した。4馬身差の2着にエルデュクラージュ(せん8・船橋・川島正一)、3着に3番人気のヴェルテックス(牡5・栗東・吉岡辰弥)が入った。勝ちタイムは2:14.9(良)。

 2番人気で張田昂騎乗、カジノフォンテン(牡6・船橋・山下貴之)は、5着敗退。なお、7番タービランスは落馬のため競走中止となっている。

G1・4勝目

 断然の1番人気に支持された川田将雅騎乗、チュウワウィザードが貫禄の走りを見せて4馬身差で圧勝した。道中は中団で構えて、勝負どころから早めの進出を開始。楽々先行各馬をパスしていくと直線では完全な独走態勢となり、後続を寄せつけなかった。4コーナーで森泰斗騎乗、タービランスが落馬競走を中止。鞍上の森泰斗騎手は自力で立ち上がり検量室まで戻っている。

チュウワウィザード 24戦11勝
(牡7・栗東・大久保龍志)
父:キングカメハメハ
母:チュウワブロッサム
母父:デュランダル
馬主:中西忍
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 チュウワウィザード
2着 エルデュクラージュ
3着 ヴェルテックス
4着 ブラックアーメット
5着 カジノフォンテン
6着 ヒロイックテイル
7着 デルマルーヴル
8着 ロードゴラッソ
9着 サルサディオーネ
10着 ホーリーブレイズ
11着 ケイティブレイブ
12着 フレアリングダイヤ
競走中止 タービランス