20日、中山競馬場で行われた皐月賞トライアルG2・スプリングステークスは、5番人気のビーアスドニッシドが逃げ切り。このレースの1〜3着馬には皐月賞（4月17日・中山・芝2000m）への優先出走権が与えられる。

スプリングステークス、勝利ジョッキーコメント
1着　ビーアストニッシド
岩田康誠騎手
「馬場も内の方が良かったですし、スタートで躓いたのですが、この馬の勝負根性を生かせたら全能力発揮してくれると思っていました。61秒くらいで行ければ、ラスト3ハロンから仕掛けて行って脚は残るので、そこだけを計算して逃げました。この馬自身、意外性というか、レースに行けば走ってくれる。攻め馬であったり、本当にワガママで厩舎の方ではすごくじゃじゃ馬みたいな馬なんですけど、レースに行けばこういうパフォーマンスをしてくれるという意外性のある面白い馬です」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　20日、中山競馬場で行われた11R・スプリングステークス（G2・3歳オープン・牡牝・芝1800m）で5番人気、岩田康誠騎乗、ビーアストニッシド（牡3・栗東・飯田雄三）が勝利した。ハナ差の2着に2番人気のアライバル（牡3・美浦・栗田徹）、3着にサトノヘリオス（牡3・栗東・友道康夫）が入った。勝ちタイムは1:48.4（稍重）。

　1番人気で田辺裕信騎乗、アサヒ（牡3・美浦・金成貴史）は11着、3番人気で横山武史騎乗、ソリタリオ（牡3・栗東・西村真幸）は10着敗退。

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いざ皐月賞へ

　5番人気に支持された岩田康誠騎乗、ビーアスドニッシドが皐月賞トライアルのここを制し、クラシック戦線に名乗りを挙げた。スタートで1番人気のアサヒがまたしてもやや出遅れて波乱の展開。ビーアスドニッシドは最内枠から飛び出しハナへ。マイペースの逃げで主導権を握ると、直線でもしぶとく粘り込み、ゴール前では2番手から際どく迫ったアライバルとの追い比べをハナ差制した。

ビーアストニッシド　6戦2勝
（牡3・栗東・飯田雄三）
父：アメリカンペイトリオット
母：マオリオ
母父：ネオユニヴァース
馬主：村中徹
生産者：ヴェルサイユファーム

【全着順】
1着　ビーアストニッシド
2着　アライバル
3着　サトノヘリオス
4着　エンギダルマ
5着　ディオ
6着　ドーブネ
7着　アルナシーム
8着　サノラキ
9着　オウケンボルト
10着　ソリタリオ
11着　アサヒ
12着　グランドライン
13着　トーセンヴァンノ