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【中山牝馬S】松岡「馬に余裕があった」15番人気クリノプレミアムが重賞初制覇

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2022/3/12 21:50

 12日、中山競馬場で行われたG3・中山牝馬ステークスは、15番人気のクリノプレミアムが差し切って波乱を演出。重賞初制覇を飾り、鞍上の松岡正海騎手は19年香港カップ以来の重賞制覇となった。

中山牝馬ステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 クリノプレミアム
松岡正海騎手
「スタートは良い馬なので、心配していなかったです。どちらかというと折り合いを気を付けなきゃいけない馬なのですが、その辺も先生が上手いことレース前に指示を出してくれて、控える方に回ったのが良い方に出たと思います。馬に余裕があったので、ちょっと遅く感じるくらいで、この馬にとっては良いペースだったと思います。前の馬がしぶとくて交わせるか分からなかったんですけど、坂でもうひと踏ん張りしてくれたのでそこで勝てるかなと思いました。馬も良くなっていますし、よく調教も出来ていたなという感じで今日は返し馬からすごく関心していました。(去年の秋復帰後の重賞制覇について)もう歳もとってきたのでそんなに感慨深いものはないですけど、チャンスを常に活かそうと乗ってはいるので、そういうのが良い方に出たと思います。ケガから復帰してちょっと成績も振るわなかったんですけど、これを機にもうちょっと頑張って、まだ若い騎手に負けないように頑張っていきたいと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12日、中山競馬場で行われた11R・中山牝馬ステークス(G3・4歳上オープンハンデ・牝・芝1800m)で15番人気、松岡正海騎乗、クリノプレミアム(牝5・美浦・伊藤伸一)が勝利した。1/2馬身差の2着にアブレイズ(牝5・栗東・池江泰寿)、3着に1番人気のミスニューヨーク(牝5・栗東・杉山晴紀)が入った。勝ちタイムは1:46.8(良)。

 2番人気で武豊騎乗、ルビーカサブランカ(牝5・栗東・須貝尚介)は6着、3番人気で田辺裕信騎乗、テルツェット(牝5・美浦・和田正一郎)は5着敗退。

単勝15番人気

 15番人気の伏兵、松岡正海騎乗のクリノプレミアムが波乱を演出した。大外枠から好スタートを切り中団へ。終始外を回る展開も無駄のない運びで勝負どころを迎えると、外からじわじわと差し脚を伸ばし、ハンデ戦らしい大混戦のゴール前を見事に制した。2着に12番人気のアブレイズが入り、3連単173万7720円と波乱の決着となっている。

クリノプレミアム 20戦5勝
(牝5・美浦・伊藤伸一)
父:オルフェーヴル
母:ダンシングクイーン
母父:Giant’s Causeway
馬主:栗本博晴
生産者:吉田ファーム

【全着順】
1着 クリノプレミアム
2着 アブレイズ
3着 ミスニューヨーク
4着 スライリー
5着 テルツェット
6着 ルビーカサブランカ
7着 ドナアトラエンテ
8着 ジュランビル
9着 ローザノワール
10着 クールキャット
11着 シングフォーユー 
12着 シャムロックヒル
13着 ロザムール
14着 フェアリーポルカ
15着 スマイルカナ
16着 ゴルトベルク