現地時間2月26日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップの日本馬関係者コメントは下記の通り。

6着　マルシュロレーヌ
C.スミヨン騎手
「スタートは良かったです。内に何頭かいたので前のポジションを取れなかったですが、最終コーナーの手前で進路を見つけた時は自信を持って追い出しました。道中の手応えも良かったですし、前にいた人気の2頭が止まったのを見て、よし行けると思いました。距離が少し短かったのかもしれません。でも、素晴らしい牝馬であることが証明できましたし、よく頑張りました」

矢作芳人調教師
「外枠は個人的には良いと思いましたが、スミヨン騎手は「内枠なら良かった」とレース後に言っていました。それでも現役で日本一と思われるテーオーケインズに先着したのですから、良くファイトしてくれたと言って良いでしょう。アメリカからの転厩で頑張ってくれて、本当に偉い馬です」

8着　テーオーケインズ
松山弘平騎手
「スタートは出ましたが、道中ペースが緩むことがなく、ついていくことができませんでした」

高柳大輔調教師
「心配したスタートは問題なく出ましたが、他の馬が速くてえ下がってしまいました。経験した事の無い厳しい競馬になり、力が出しきれませんでした。この後は予定どおり帰国しますが、その後については未定です」

　レース結果、詳細は下記のとおり

　2月26日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー8R・サウジカップ（G1・北半球4歳上、南半球3歳上・ダ（AW）1800m・14頭立て・1着賞金1000万ドル＝約11億円）は、W.ラモス騎乗、エンブレムロード（牡4・沙・M.アルムロワ）が差し切りV。2着にカントリーグラマー（牡5・米・B.バファート）、3着にミッドナイトバーボン（牡4・米・S.アスムッセン）が入った。勝ちタイムは1:50.53。

　日本から参戦したC.スミヨン騎乗、マルシュロレーヌ（牝6・栗東・矢作芳人）は6着、松山弘平騎乗、テーオーケインズ（牡5・栗東・高柳大輔）は8着に敗れた。

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日本期待の2頭は敗退

　日本の期待を背負ったテーオーケインズ、マルシュロレーヌは惜しくも勝利には届かなかった。レースではテーオーケインズは序盤から手応えが怪しく後退、マルシュロレーヌは中団から徐々に押し上げていったが、直線ではじわじわとした伸び脚で勝ち負けに絡むことは出来なかった。勝利したのは地元サウジアラビアのエンブレムロード。

【全着順】
1着　エンブレムロード
2着　カントリーグラマー
3着　ミッドナイトバーボン
4着　メイキングミラクルズ
5着　アエロトレム
6着　マルシュロレーヌ
7着　シークレットアンビション
8着　テーオーケインズ
9着　マンダルーン
10着　マニークール
11着　リアルワールド
12着　アートコレクター
13着　シリウェイ
14着　ミシュリフ
出走取消　グレイトスコット
出走取消　アルハティーブ