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【西内荘コラム】アドマイヤハダルの素軽さは一級品

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2022/2/26 14:23

 競馬サークルの2月最終週はお別れの時。毎年、惜しまれながら定年を迎える調教師を見送ってきました。今年、関西では浅見先生が定年を迎えます。今週の追い切り日に浅見先生が坂路で調教されていましたが、本当に若々しく、まだまだ活躍できるだけにとても残念な思いです。私が装蹄師を目指して競馬の世界に飛び込んだ時から兄貴分のような存在で、先代の浅見国一先生から2代にわたり、かわいがっていただきました。何と言っても絶妙なトークで場を和ませるのが得意で、調教師の中では一番のダジャレ王。もう聞くことができないのは寂しいですが、何らかの形で競馬に関わってもらいたいと心から願っています。

 今週の装蹄担当馬では中山記念のアドマイヤハダルに期待。昨年まで素質だけで走っていた感があって、装蹄で感じる素軽さは一級品を伝えつつも、私の中では「まだ上がある…」というものでした。やはりその通りでした。今はしっかりとパワーがついてきたので、重賞のここでいいパフォーマンスを発揮してくれると思います。