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【西内荘コラム】有馬記念はディープボンド

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2021/12/25 09:00

 有馬記念についてコラムを書くのは今年で区切りの20回目。スポニチ読者と長くお付き合いさせてもらっています。過去に有馬記念を担当馬で勝ったことは複数回(メジロデュレン、ダイユウサク、ハーツクライ、ディープインパクト、ヴィクトワールピサ、ゴールドシップ、ジェンティルドンナ)あり、穴場だったダイユウサク以外は時の最強馬。なので有馬記念は個人的には後世に名を残す馬が勝つレース、との思いがあります。ちなみにダイユウサクの年は担当馬のワンツー決着。大本命のメジロマックイーンが2着だったので複雑な心境でした。

 今年の担当馬はディープボンドで渡仏した海外2戦は好対照の結果。前哨戦のフォワ賞(1着)では欧州の競馬ファンを驚かせ、本番の凱旋門賞は経験したことのない極悪馬場に泣いて最下位。私があの結果に理由を付け加えるならフォワ賞で見違えるほどフォームバランスが良くなっていたので、皮肉にも裏目に働いたのではないかな…と察します。帰国後のディープボンドは海外遠征の経験を装蹄面でもプラスに伝えています。今年の有馬記念も強豪相手ですが、装蹄の感触は上々なので勝ってもらいたいです。