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G1・6勝グランアレグリア引退式 C.ルメール「寂しくなる」
2021/12/18 22:00
12月18日、中山競馬場で最終レース終了後にグランアレグリアの引退式が行われた。同馬はG1・6勝、2019年には最優秀3歳牝馬、2020年には最優秀短距離馬にも選出される活躍を見せ、2020年の安田記念ではアーモンドアイを撃破するなど、時には強烈な走りでファンを魅了した。そんな名牝の最後となる引退式を多くのファンが見守った。今後はノーザンファームで繁殖入りし、その能力を受け継いで行く。
●藤沢和雄調教師
「最後の年だったのですが、最後まで緊張させてもらって、一生懸命頑張ってくれたので感謝しています。色々勉強になったことも多く、前向きな性格で最後まで頑張ってくれて本当にご苦労さんと伝えます」
●C.ルメール騎手
「寂しくなります。僕にとって特別な馬になりましたし、無事に牧場に行けるので良かったです。素晴らしい脚を使ってくれるところやスピードアップが良く出来て、別の馬と走りが違いました」
【マイルCS】ルメール「これから寂しくなる」グランアレグリアが有終V
池添「他の馬に乗ってくれないかな(笑)」
●池添謙一騎手
「僕が乗せて戴いた時には大人の女性になっていて、凄く乗りやすかったですし、力も十分発揮出来たんじゃないかなと思います。(安田記念の走りは?)凄く強かったなと思いましたし、秋以降でクリストフが他の馬に乗ってくれないかなと思っていました(笑)」
●吉田俊介氏(サンデーレーシング代表)
「長い間頑張ってくれた馬なので、無事に引退出来ることをホッとしている部分もありますし、これだけ活躍してくれた馬がいなくなるのが寂しい部分もあります。感謝の気持ちで一杯です」
●吉田勝己氏(ノーザンファーム代表)
「本当に最初から速い馬は中々いないなと思っていましたし、世界でも1番強い、速い馬だと思います。(産駒には)スピードが伝わって欲しいですね。これからたくさん子供を産むと思いますので、牝は繁殖として残りますし、出来れば凄い種馬が出来たら楽しいなと思います」
◆グランアレグリア(牝5・美浦・藤沢和雄厩舎)
父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。馬名の由来は「大歓声」。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。重賞勝ちは18年サウジアラビアロイヤルカップ(G3)、19年桜花賞(G1)、阪神カップ(G2)、20年安田記念(G1)、スプリンターズステークス(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)、21年ヴィクトリアマイル(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)。通算成績は15戦9勝。