コロナ以前であれば師走の今頃は忘年会シーズン。厩舎の忘年会は必ずどこかでやっており、複数に掛け持ちで顔を出したものですが、日常を取り戻してきたといっても、まだおおっぴらに忘年会はできないムード。わが家もこれから控えているクリスマスを家族でつつましくやる程度。その方が気ぜわしくなく体も楽です。

　装蹄師の週末はG1に出走する担当馬がいれば競馬場でチェックしますが、一般的には当番で競馬場に出向く以外は自宅でゆっくりしています。ただ、私は3週に一度の北海道に、トレセン近郊の牧場にも行くので普段使う車はガソリンを満タンにしても1週間で底をつきます。なので400～500キロを走行する勘定でしょうか。車は大事なパートナーですが、最近はアイドリングストップ機能がついており、急にセルが回り出すので馬が近くにいれば驚くこともあります。いちいち停止ボタンを押すのも面倒で押し忘れると危険なので馬に携わる現場の人間にとっては厄介な装備かもしれません。

　メインではG1の担当馬はいませんが、日曜中山ディセンバーSのアドマイヤハダルが皐月賞4着当時に比べて、しっかりしてきたので楽しみです。他は「スマート」の冠名で複数の期待馬がいます。