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【西内荘コラム】スマートダンディーに期待

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2021/12/11 16:15

 定期で行く北海道の出張は当歳と1歳の装蹄が主です。3週の間隔なので、中には目を見張るほど馬体が成長する若馬が多く、競走馬の成長曲線はトレセン入厩前がいかに大事かを知ることができます。

 1歳の牝馬なら来年の当週がG1の阪神JFの舞台に…と夢をはせたりもできますが、今年の阪神JFは期待していたロンが見送ったことから、残念ながら担当馬はいません。牝馬はこのG1で2歳女王になった馬は3歳クラシック戦線でも活躍する例が多く、来春を占う意味でもファンの関心は高いかと思います。

 話は変わりますが、北海道の牧場で時折、有名な馬の蹄鉄がメルカリなどで取引されているけど「あれは本物ですか?」と質問されることがあります。回覧した感想は…私が装蹄していた馬に限ってはほぼ偽物。なによりあんな下手な蹄鉄が自分の制作した蹄鉄、と思われること自体が心外で悔しいです。中でもディープインパクトの蹄鉄は私以外が履かせたことがありません。偽物に驚く値段をつけて本物っぽくされると腹がたちます。

 今週の重賞は中山のカペラステークスにスマートダンディーが担当馬でいるので期待しています。