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【ジャパンC】ルメール「コントレイルはめちゃ強い」レース後ジョッキーコメント

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2021/11/29 06:08

(C)Yushi Machida

 28日、東京競馬場で行われたジャパンカップは、このレースで引退となるコントレイルが見事に有終の美を飾った。2着にはルメール騎乗のオーソリティ、3着には川田将雅騎乗のシャフリヤールが入った。

ジャパンカップ、レース後ジョッキーコメント
1着 コントレイル
福永祐一騎手
「今日で終わりだと思うと色々こみ上げるものがありますけど、本当に立派でした。立派な走りをしてくれました。感動しました。本当にデビュー前からですけど、何事も無く順調に来た馬ではなかったですし、引退する今日までそういった不安を抱えながらずっと走っていたんですけど、そういったところも今日乗り越えて、本当に立派な走りをしてくれました。非常に良いポジションで競馬出来ましたので、あとは馬を信じる以外は何もしていないです。夢のような時間でした。今までのジョッキー人生の全てをあの馬に注ぎ込みましたし、それに応えてくれましたのでね。素晴らしい馬と巡り会えました。感謝しかないです。無事に終えることが出来て、本当にそこが一番です。次のキャリアに無事送り出すことが一番重要な使命だと思っていましたから。その中で馬は非常に良いコンディションでしたし、課題であったスタートも我慢して、良いスタートを切ってくれましたから、本当にいうこと無いです。完璧でした。コロナ禍の中生まれた三冠馬ということで、非常にこう鬱屈とした世の中に光を差し込んでくれた馬だと思います。ダービーまでは無観客の中行われましたけども、最後制限付きではありますけどお客さんの前で最後の勇姿をお見せすることが出来て本当に心から良かったなと思っています。またこれから種牡馬として更に重要な役割を担わなければいけない馬ですけども、そこも含めて今後とも応援していただければと思います。本当にありがとうございました」

2着 オーソリティ
C.ルメール騎手
「完璧なレースでした。坂を上がってから疲れてしまいました。コントレイルはめちゃくちゃ強かったです」

3着 シャフリヤール
川田将雅騎手
「3歳馬で年長馬相手に最後まで頑張ってくれました。来年は更に良い走りが出来るようになると思います」

4着 サンレイポケット
鮫島克駿騎手
「上位三頭に迫る脚で、強い相手によく頑張ってくれました」

5着 グランドグローリー
C.デムーロ騎手
「最後まで気持ちを切らさず、素晴らしい走りを見せてくれました」

6着 ユーバーレーベン
M.デムーロ騎手
「コントレイルの後ろで流れに乗れました。勝負どころでのプレッシャーがキツくて、スペースがありませんでした」

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武豊「ピークは過ぎているのかも…」

(C)Yushi Machida

8着 ジャパン
武豊騎手
「上手く内に潜り込んで良い競馬が出来ました。すごく良い馬ですが、競走馬としてのピークは過ぎているのかもしれません」

9着 アリストテレス
横山武史騎手
「行けるなら行こうと思っていましたが、最後にきつくなりました」

11着 ブルーム
R.ムーア騎手
「スタートで出遅れてしまいました。最後は伸びませんでした…」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 11月28日、東京12Rで行われた第41回ジャパンカップ(3歳上オープン・G1・芝2400m・18頭立て・1着賞金=3億円)は、福永祐一騎乗の1番人気、コントレイル(牡4・栗東・矢作芳人)が勝利。同馬はこのレースで引退を表明しておりG1・5勝目をマーク、見事に有終の美を飾った。勝ちタイムは2分24秒7(良)。

 2着に3番人気のオーソリティ(牡4・美浦・木村哲也)、3着に2番人気のシャフリヤール(牡3・栗東・藤原英昭)が入った。

ラストランを勝利

 無敗の三冠馬コントレイルがラストランで輝きを取り戻した。昨年デビュー8戦目となるジャパンカップでアーモンドアイに屈し、初黒星を喫した。今年初戦の大阪杯は重馬場の影響もあり3着。条件は絶好と思われた天皇賞・秋ではまさかの2着でよもやの3連敗。無敗の三冠を達成した菊花賞から1年超の未勝利。常に勝ち負けには絡んでいたものの、無敗の三冠馬としてはやや物足りない結果が続いており、最後となるこのレースで負けるわけにはいかなかった。直線では馬場の真ん中から堂々と抜け出しての完勝。鞍上の福永祐一騎手はスタンド前でヘルメットを取り、詰めかけた観衆に涙を流しながら深々と頭を下げた。

 ジャパンカップを勝ったコントレイルは、父ディープインパクト、母ロードクロサイド、母の父Unbridled’s Songという血統。北海道新冠町・ノースヒルズの生産馬で、馬主は前田晋二氏。通算成績は11戦8勝。重賞は19年東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)、ホープフルステークス(G1)、20年皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)、神戸新聞杯(G2)、菊花賞(G1)に次いで7勝目。鞍上の福永祐一騎手、同馬を管理する矢作芳人調教師は共にジャパンカップ初勝利。

【全着順】
1着 コントレイル 福永祐一
2着 オーソリティ C.ルメール
3着 シャフリヤール 川田将雅
4着 サンレイポケット 鮫島克駿
5着 グランドグローリー C.デムーロ
6着 ユーバーレーベン M.デムーロ
7着 シャドウディーヴァ 横山典弘
8着 ジャパン 武豊
9着 アリストテレス 横山武史
10着 キセキ 和田竜二
11着 ブルーム R.ムーア
12着 ユーキャンスマイル 藤岡佑介
13着 モズベッロ 池添謙一
14着 マカヒキ 藤岡康太
15着 ロードマイウェイ 三浦皇成
16着 ムイトオブリガード 柴田善臣
17着 ウインドジャマー 北村宏司
18着 ワグネリアン 戸崎圭太