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【兵庫ジュニアグランプリ】セキフウが3連勝で重賞初制覇
2021/11/25 20:57
園田競馬の「第23回兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)」は25日、第7R、フルゲートの1400m戦で争われ、M.デムーロが騎乗するセキフウ(牡2=武幸)がゴール前の激しい攻防を制して、重賞初勝利を決めた。2着は1番人気に支持されたコンバスチョンが入り、JRA勢のワンツー決着。3着には大井のプライルードが入った。3連単は3270円と、人気サイドでの決着となった。
次走は全日本2歳優駿へ
セキフウは発馬を五分に決めると、3番手の外を追走。いつもよりいいポジションを確保。そのままレースは流れ、勝負どころの3角。少し置かれかげんになったところを鞍上のM.デムーロが必死にうながして再加速。直線では前2頭の空いた隙間を逃さず割ると、最後は外から迫ってくるコンバスチョンとの激しい追い比べ。ゴール前はクビ差しのいで、重賞初制覇を決めた。「チャンスはあると思っていたし、馬のことを信じていました。スタートもうまく出てくれましたね。3、4角では少しずぶくなって心配しましたが、直線向いたら凄く頑張ってくれました。馬場は少し心配しましたが、問題なかったです。どんどん強くなっています。これからも楽しみですね」とM.デムーロ。まだ課題を残しながらでも勝利するあたりはさすがの底力。それだけに、これから先の伸びシロというのもたっぷり。気になる今後は「様子を見てですが、行けるなら川崎(12月15日・全日本2歳優駿1600m)へ行きたいとは思っています」と武幸師。これから進化を遂げていきそうで、ますます今後が楽しみになってきた。さらに大きな舞台での活躍を期待したい。