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【マイルCS】横山武「勝ち馬が強かったです」レース後ジョッキーコメント
2021/11/22 06:08
21日、阪神競馬場で行われたG1・マイルチャンピオンシップは、このレースでラストランとなったグランアレグリアが有終V。直線大外からライバルをねじ伏せるように力強く差し切った。
マイルCS、レース後ジョッキーコメント
1着 グランアレグリア
C.ルメール騎手
「安心しました。本当に嬉しいですね。今日一番大事なことはグランアレグリアのパフォーマンスでした。ラストランでしたので、本当のグランアレグリアを見せたかった。やっぱり今日は他の馬と走り方が違いましたね。本当のグランアレグリアでした。ちょっと後ろになったけど、グランアレグリアはスーパーホースですから気にしないで騎乗しました。直線では大外から伸びることが出来た。ゴールまで頑張ってくれた。本当にこういうメンバーで素晴らしいパフォーマンスです。グランアレグリアは最初から特別な馬でした。2歳からトップレベルで走りました。毎回毎回すごく良い競馬をしてくれました。ファンもこの馬が好きだったと思います。これからちょっと寂しくなってきますね」
2着 シュネルマイスター
横山武史騎手
「安田記念では上手くいかなかったゲートが上手くいきました。本当は外枠が欲しかったのですが、内でロスなく運ぶことは出来ました。今日は勝ち馬が強かったです」
3着 ダノンザキッド
川田将雅騎手
「素晴らしい内容で走ってくれました。負けはしましたが、改めて能力の高さを示してくれました。来年が楽しみになりました」
4着 インディチャンプ
福永祐一騎手
「もう少し前が流れて欲しかったです。強力な差し馬がいたので出し抜きたかったのですが、決め手勝負になってしまいました」
5着 ホウオウアマゾン
坂井瑠星騎手
「状態はすごく良かったです。成長の余地を残す中でも良く頑張ってくれました」
松山「申し訳ないです」
6着 サリオス
松山弘平騎手
「行く馬がおらず、押し出される形になりました。状態は上向いていたのですが、結果を出せず申し訳ないです」
8着 サウンドキアラ
武豊騎手
「スムーズなレースは出来ましたが、決め手の差だと思います」
13着 グレナディアガーズ
池添謙一騎手
「返し馬の雰囲気はすごく良かったんですが、前に壁が作れず力んで走っていました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
11月21日、阪神11Rで行われた第38回マイルチャンピオンシップ(3歳上オープン・G1・芝1600m・16頭立て・1着賞金=1億3000万円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、グランアレグリア(牝5・美浦・藤沢和雄)が、見事にラストランを飾った。同馬はこの勝利でG1・6勝目となり、得意の距離で貫禄の走りを見せつけた。勝ちタイムは1分32秒6(良)。
2着に2番人気のシュネルマイスター(牡3・美浦・手塚貴久)、3着に5番人気のダノンザキッド(牡3・栗東・安田隆行)が入った。
G1・6勝目で有終V
このレースでラストランとなるグランアレグリアが見事に有終の美を飾った。前走の天皇賞・秋では微妙に距離も長く、直前の雨の影響もあり3着。今回は得意の距離に戻り、良馬場のここで負けるわけにいかなかった。勝負どころから堂々と外を回って進出、直線で素晴らしい末脚を発揮して、栄光のゴールへ飛び込んだ。また、鞍上のルメール騎手はこの勝利でJRA通算1500勝を達成し、メモリアルな勝利となった。
マイルチャンピオンシップを勝ったグランアレグリアは、父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は15戦9勝。重賞勝ちは18年サウジアラビアロイヤルカップ(G3)、19年桜花賞(G1)、阪神カップ(G2)、20年安田記念(G1)、スプリンターズステークス(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)、21年ヴィクトリアマイルに次いで8勝目。鞍上のC.ルメール騎手はマイルチャンピオンシップ2勝目、藤沢和雄調教師は歴代最多の6勝目。
【全着順】
1着 グランアレグリア C.ルメール
2着 シュネルマイスター 横山武史
3着 ダノンザキッド 川田将雅
4着 インディチャンプ 福永祐一
5着 ホウオウアマゾン 坂井瑠星
6着 サリオス 松山弘平
7着 ダーリントンホール 和田竜二
8着 サウンドキアラ 武豊
9着 カテドラル 戸崎圭太
10着 ケイデンスコール 岩田康誠
11着 レインボーフラッグ 小崎綾也
12着 ロータスランド 田辺裕信
13着 グレナディアガーズ 池添謙一
14着 クリノガウディー 岩田望来
15着 リプレーザ 幸英明
16着 サウンドカナロア 藤岡康太