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【エリザベス女王杯】ルメール「距離長過ぎた」レース後ジョッキーコメント
2021/11/15 06:07
14日、阪神競馬場で行われたG1・エリザベス女王杯は、10番人気の伏兵アカイイトが抜け出して完勝。人気各馬は総崩れとなり、3連単330万超の大波乱となった。
エリザベス女王杯、レース後ジョッキーコメント
1着 アカイイト
幸英明騎手
「本当に嬉しいです。調教で乗せていただいた時に少し馬がムキになりやすいというか、その辺でちょっと今日は折り合いを気を付けようと思っていました。ちょっとゲートを上手く出せなかったのでどうかなと思ったんですけど、向正面入った時には大体イメージ通りの位置を取れました。最後は絶対に伸びてくれるというのを信じて、ちょっと早め早めに、やっぱりG1なので阪神の内回りということもあって早めに長く脚を使わせたいというイメージで乗りました。思ったよりも早く前を捕まえて、最後一頭になっていたので、もう後は必死に追っていました。後ろとの着差も必死過ぎて分かっていないんですけど、本当に頑張ってくれました。今日G1勝てたことで、またこれからもどんどん頑張ってくれると思いますので、楽しみです」
2着 ステラリア
松山弘平騎手
「スタートが良く、良いリズムで脚を溜められました。4コーナーで狭くなるところがありましたが、最後は良い脚を使ってくれました」
3着 クラヴェル
横山典弘騎手
「今までで最高の仕上がりでした。とても難しい特殊な馬で、厩舎スタッフが良く作ってくれました。勝てませんでしたが、良い仕事が出来たと思います。また頑張ってもらいたいです」
4着 ソフトフルート
岩田望来騎手
「4コーナーもスムーズで、この馬の走りは出来ました」
5着 イズジョーノキセキ
和田竜二騎手
「4コーナーでゴチャついた時に踏み遅れました。力はある馬で来年が楽しみです」
6着 レイパパレ
C.ルメール騎手
「ずっと引っかかりました。冷静に走れず早めから動きましたが、最後は止まりました。距離も長過ぎたし、コントロールも難しかったです」
戸崎「反応出来なかった」
7着 アカイトリノムスメ
戸崎圭太騎手
「前に行った馬には苦しい形になりましたし、外から来られた時にも反応が出来ませんでした」
8着 デゼル
武豊騎手
「じわじわとした脚は使ってくれました」
11着 テルツェット
M.デムーロ騎手
「ロスなく回って来れましたが、最後の坂で苦しくなりました」
16着 ウインマリリン
横山武史騎手
「別馬のようで元気もなかったです。いつものウインマリリンではありませんでした…」
レース結果、詳細は下記のとおり。
14日、阪神競馬場で行われた11R・エリザベス女王杯(G1・3歳上オープン・牝・芝2200m)で10番人気、幸英明騎乗、アカイイト(牝4・栗東・中竹和也)が快勝した。2馬身差の2着にステラリア(牝3・栗東・斉藤崇史)、3着にクラヴェル(牝4・栗東・安田翔伍)が入った。勝ちタイムは2:12.1(良)。
1番人気でC.ルメール騎乗、レイパパレ(牝43・栗東・高野友和)は6着、2番人気で戸崎圭太騎乗、アカイトリノムスメ(牝3・美浦・国枝栄)は7着、3番人気で横山武史騎乗、ウインマリリン(牝4・美浦・手塚貴久)は16着敗退。
キズナ産駒はG1初制覇
10番人気の伏兵、幸英明騎乗のアカイイトが並み居る強豪を破って大金星を飾った。レースでは後方でじっくりと末脚を温存し、勝負どころから外を通って堂々と進出。直線入り口から先に抜け出しを図った1番人気のレイパパレを射程圏に入れて末脚を爆発させた。ラスト100m付近から先頭に立ち、後続に2馬身差をつける完勝だった。2着に7番人気のステラリア、3着に9番人気のクラヴェルが入り、3連単は339万3960円の大波乱となっている。
アカイイト 20戦5勝
(牝4・栗東・中竹和也)
父:キズナ
母:ウアジェト
母父:シンボリクリスエス
馬主:岡浩二
生産者:辻牧場
【全着順】
1着 アカイイト 幸英明
2着 ステラリア 松山弘平
3着 クラヴェル 横山典弘
4着 ソフトフルート 岩田望来
5着 イズジョーノキセキ 和田竜二
6着 レイパパレ C.ルメール
7着 アカイトリノムスメ 戸崎圭太
8着 デゼル 武豊
9着 ランブリングアレー 吉田隼人
10着 ウインキートス 丹内祐次
11着 テルツェット M.デムーロ
12着 ムジカ 秋山真一郎
13着 コトブキテティス 柴田善臣
14着 リュヌルージュ 富田暁
15着 シャムロックヒル 団野大成
16着 ウインマリリン 横山武史
17着 ロザムール 池添謙一