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【菊花賞】福永「良いチャレンジだった」レース後ジョッキーコメント
2021/10/25 06:08
24日、阪神競馬場で行われたクラシック最後の1冠・菊花賞は、4番人気のタイトルホルダーが逃げ切りでV。8月31日に急逝した父ドゥラメンテに届ける見事な走りだった。74年ぶり牝馬勝利の快挙が期待されたディヴァインラヴは3着に敗れた。
菊花賞、レース後ジョッキーコメント
1着 タイトルホルダー
横山武史騎手
「前走が本当に酷い競馬だったので、その分のリベンジと言いますかより一層勝ちたいという思いがあったのでそれを結果に出せて良かったです。個人的にはこの距離はタイトルホルダーにとって適性距離は長いかなと思ったんですけど、終わってみれば強かったですね。馬の力を信じてあげられなかった自分が恥ずかしいですね。いつも力みやすいというか真面目過ぎるところがあるので、1頭抜けちゃえばリラックス出来るところも弥生賞であると知っていたので、今回ちょっと無理してでもハナにこだわっていました。(ペースは)落とせるならもう一つ落としても良いのかなと思ったんですけど、馬も結構やる気でしたし、わざわざ馬とケンカしてまでペースを落とすくらいならリズム良く運ぶ方がいいと思ってペースはそんなに気にしなかったです。馬は余裕あったかもしれないですけど、ジョッキーは余裕なかったです(笑)。出来ればダービーも獲りたかったんですけど、違う馬ですけどこうやって2冠を獲れたということは本当に関係者の方々はじめ、何より一番頑張ってくれた馬に本当に感謝しています。真面目過ぎるところが長所でもあり欠点でもあるかなと思うので、それを上手く使い分け出来るような競馬がしていけるようにスタッフと僕とでこれから上手く馬と歩んで行けたらいいなと思います」
2着 オーソクレース
C.ルメール騎手
「3、4コーナーでの反応は遅かったけど、良い戦いをしてくれました。勝ち馬が強すぎましたが、2着は良い結果だと思います」
3着 ディヴァインラヴ
福永祐一騎手
「やりたいレースは出来ました。良いチャレンジだったと思いますし、長距離適性は高いです」
吉田隼「格好はつけられた」
4着 ステラヴェローチェ
吉田隼人騎手
「(神戸新聞杯)不良馬場を走った疲れもあったのですが、自分から勝ちに行く競馬で格好はつけられたのかなと思います」
5着 ディープモンスター
武豊騎手
「距離もこなしてくれて、これから楽しみです」
9着 アサマノイタズラ
田辺裕信騎手
「展開の助けがほしいですね。最後は反応していますが…」
13着 レッドジェネシス
川田将雅騎手
「道中もリズム良く走ってくれましたが、勝負どころでまったく動くことが出来ませんでした。レース前から苦しさを感じる返し馬だったので、調整段階で感じなかった前走の疲れが、競馬場へ来てから出てしまったのかなという印象です」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10月24日、阪神11Rで行われた第82回菊花賞(3歳オープン・G1・牡牝・芝3000m・1着賞金=1億2000万円)は、横山武史騎乗、4番人気(牡3・美浦・栗田徹)が勝利。皐月賞馬、ダービー馬が不在のクラシック最後の1冠を逃げ切りで制した。勝ちタイムは3分04秒6。
2着に3番人気のオーソクレース(牡3・美浦・久保田貴士)、3着に6番人気のディヴァインラヴ(牝3・栗東・斉藤崇史)が入った。
まんまと逃げ切る
皐月賞馬、ダービー馬不在、最後のクラシック1冠を制したのは横山武史騎乗のタイトルホルダーだった。スタートから迷わず先手を奪いマイペースの逃げを展開。勝負どころでも後続とセーフティーリードを保って直線へ向くと、影をも踏ませぬ快走で悠々の逃げ切りを決めた。
菊花賞を勝ったタイトルホルダーは、父ドゥラメンテ、母メーヴェ、母の父Motivatorという血統。北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬で、馬主は山田弘氏。通算成績・8戦3勝。重賞は21年弥生賞(G2)に次いで2勝目。鞍上の横山武史騎手、栗田徹調教師は同レース初勝利。
【全着順】
1着 タイトルホルダー 横山武史
2着 オーソクレース C.ルメール
3着 ディヴァインラヴ 福永祐一
4着 ステラヴェローチェ 吉田隼人
5着 ディープモンスター 武豊
6着 ヴェローチェオロ 幸英明
7着 アリーヴォ M.デムーロ
8着 エアサージュ 藤岡佑介
9着 アサマノイタズラ 田辺裕信
10着 ヴィクティファルス 池添謙一
11着 セファーラジエル 鮫島克駿
12着 ロードトゥフェイム 丹内祐次
13着 レッドジェネシス 川田将雅
14着 モンテディオ 横山和生
15着 グラティアス 松山弘平
16着 ヴァイスメテオール 丸山元気
17着 ノースザワールド 和田竜二
18着 ワールドリバイバル 津村明秀