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【西内荘コラム】凱旋門賞は厳しい結果

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2021/10/9 20:00

 凱旋門賞は日本馬に厳しい結果に終わりました。特に今年はあれほどタフな馬場になってしまったので「運」にも見放された気がします。だって世界最高峰のG1をオッズで13番人気の馬が勝つのだから、大方の人が考えもしなかった結果なのです。てるてる坊主を用意すべきだったか…と、あきれるほかありません。担当馬だったディープボンドはフォームバランスが良くなっていた分、経験したことのない馬場に脚を取られてグリップ不能になってました。仏国はフラット蹄鉄のみで、日本のように雨が降りそうだからトゥシューズ(スパイク蹄鉄)にするという選択肢はありません。もっとも手を加えた蹄鉄をフランスギャロに持ち込み、許可を得られれば、その蹄鉄に少しの細工も私の経験上、可能だと認識しています。レースはダメージを考慮して最後は流してのフィニッシュ。最小限の消耗と信じたい。無事に帰国して、また国内で頑張ってくれるでしょう。

 木曜にあった新規調教師免許の1次試験合格者発表。関西の12名に知り合いが多くいたので、2次試験も頑張って!とエールを送りたい心境です。調教師試験を受験した者のほとんどが「人生で一番、勉強した」と体験談を口にするほどなんですよ。