私にとって自国開催のオリンピックを応援するのは2度目、前回の東京オリンピックの時は小学生の低学年でした。白黒のテレビ中継ではマラソンが強く印象に残っており、アベベの強さと沿道では日の丸の小旗が振られる光景を見て、子供ながらに日本の大イベントだと理解できました。今回はコロナ禍で開催されたことが後世に伝えられるでしょうが、日本のメダリスト誕生には興奮しっぱなし。やはりオリンピックは最高のスポーツイベントだと思います。

　オリンピック開催中は関西圏の競馬開催がありません。それに伴って我々の仕事も減っているのですが、モノは考えようでシーズンオフのない装蹄師にとってはいいこと…と思い、ゆっくりテレビでの視聴を楽しんでいます。まして2週前に馬のキックをヒザに浴びて、まだ万全でない私は、この間だけは従業員が悲鳴を上げる忙しさでないことが気分的に救い。そういえばオリンピックに出場している選手はケガがつきもの。「この選手はヒザの故障に泣いてきましたからね」と解説者が説明してくれると今の私がそうだけに、その選手に感情移入しそうです。