いよいよ開幕した東京オリンピック・パラリンピック。私はスポーツ観戦が大好きなので、大いに楽しみたいと思っています。珍しくTVを視聴する時間は、たっぷりありますからね。なぜ、たっぷり時間があるかというと、今週から開催場は新潟と函館で、関西圏での競馬はゼロだからです。

　JRAの競走馬を輸送する馬運車は五輪の馬術競技に貸し出しをするという五輪シフトの開催となっているわけですね。必然的に出走頭数は激減で、それに伴って栗東トレセンの装蹄師は開店休業、のような閑散さ。もっとも近隣の牧場に出向くことはありますが、トレセン内に限れば仕事は多くありません。

　実は個人的に少し安堵しています。というのも先週の北海道出張で膝に競走馬の一撃を食らう出来事があったからです。「一馬力」とはよく言ったもので久々に不意打ちのキックをもらって、目から火花が散りました。幸い大怪我には至らなかったものの無理は出来ず、今週の装蹄は腕利きのスタッフ任せ。私はもっぱら口を動かす側で喋りが主でした。