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【JDD】仲野「ビックリです」船橋のキャッスルトップが逃げ切り

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2021/7/14 21:32

 14日、大井競馬場で行われた交流G1・ジャパンダートダービーは、12番人気の伏兵キャッスルトップがJRA勢を退ける大金星。直線では粘りに粘り込んでの逃げ切りだった。

ジャパンダートダービー、勝利ジョッキーコメント
1着 キャッスルトップ
仲野光馬騎手
「G1というよりも重賞も初めてなので、大井競馬で乗ることも中々無いのでビックリです。乗る以上は妄想ですけど、こういうものを描き続けていたので実際にそれが現実のものとなってビックリはしているんですけど嬉しいです。イメージの中でも一番この形が勝ちに近いだろうなという思い描いた形になってくれたので、あとは自分が無駄なことをせず、馬の力を信じて乗ることだけを考えていました。元々あんまり引き離して手応えがあるタイプではないので、馬が来てくれる分にはこっちの手応えが良くなってくれるので、一気に来られるのが嫌でしたが、ジワッとみんな来てくれたのでこっちとしては助かりましたね。直線では相手を外に切り替えたので内から抜かされたら格好悪いななんて思いながら乗っていたんですけど、結果的には良かったかなと思います。(勝ったという確信は?)ありました!何より2ヶ月足らずのうちにこの馬が3連勝してここに向かえたこともそうですし、3連勝してからまた更に馬のレベルアップして、ここに向かわせてくれた厩務員さんと調教師の渋谷先生、そして牧場関係者の皆さんに本当に感謝しています。今日はまだキャッスルトップと僕のことを知らない人の方が多かったと思うんですけど、これを驚きだけじゃ無くて、この先これからは主役として立っていけるように、馬ももちろんそうなんですけど、何より僕自身が馬の成長に追いつけるようにもっと精進していきますので、皆さま今日覚えて下さったらこの後も応援してください!よろしくお願いします」

渋谷信博調教師
「勝った瞬間、勝っちゃったという感じでビックリしましたね。ここ3戦3連勝していて全て逃げ切りだったのですが、今日も自分の形に持ち込めれば距離は初距離の2000mということでスタミナ保つかどうかというとこで、それさえ克服すればそこそこ走れるんじゃないかなと思っていたんですが、あと初コースというのがこの馬にとってちょっと良い緊張感を持ったのかもしれないです。マイナス11キロという体重でしたけど、それは多分輸送でのもので大した影響はないと考えていて、着いてからも落ち着いていたので力は出せる状態にあるなと思っていました。見ていても放送でキャッスルトップが呼ばれていて前の方にいる馬っていうのは分かるんですけど、僕が見ているところからゴール盤のところがちょっと見づらかったので、周りからおめでとうと言われて何か実感沸いてきたという感じでした。本来ここを使った後は黒潮盃が目標になるかなと感じていたんですけど、ここを使うかも今回迷っていて、自己条件にするのかここにするのかというのに、結果使って正解だったということなんですけど、ですから今後は馬の調子を見て大きいところ勝ったわけですから、馬のコンディションを見て決めたいなと思っています。キャッスルトップを応援して下さった皆さまありがとうございました。ちょっと勝って感動で震えがきて上手く喋れないんですけど、これからも応援よろしくお願いします」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 14日、大井競馬場で行われた11R・ジャパンダートダービー(Jpn1・3歳オープン・ダ2000m)で12番人気、仲野光馬騎乗、キャッスルトップ(牡3・船橋・渋谷信博)が快勝した。アタマ差の2着に2番人気のゴッドセレクション(牡3・栗東・今野貞一)、3着に3番人気のウェルドーン(牝3・栗東・角田晃一)が入った。勝ちタイムは2:05.9(稍重)。

 1番人気で坂井瑠星騎乗、スマッシャー(牡3・栗東・吉岡辰弥)は、4着敗退。

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JRA勢を完封

 12番人気の伏兵、船橋所属のキャッスルトップが大仕事を成し遂げた。ゴール前は外からゴッドセレクション、武豊のウェルドーン、1番人気のスマッシャーが迫ったが、しぶとく粘り込んで大金星を掴んだ。

キャッスルトップ 12戦4勝
(牡3・船橋・渋谷信博)
父:バンブーエール
母:ジーガートップラン
母父:マヤノトップガン
馬主:城市公
生産者:城市公

【全着順】
1着 キャッスルトップ
2着 ゴッドセレクション
3着 ウェルドーン
4着 スマッシャー
5着 リプレーザ
6着 ロードシュトローム
7着 ブライトフラッグ
8着 ジョエル
9着 ロングラン
10着 ギガキング
11着 セイカメテオポリス
12着 キラカイドウ
13着 ダノンブレット