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【園田・兵庫ダービー】スマイルサルファーが大外強襲でV

(C)兵庫県競馬組合

 兵庫競馬3歳3冠レースを締めくくる第22回兵庫ダービーが10日、園田競馬11Rで行われ、4番人気のスマイルサルファーが強襲劇を決め、2番人気のシェナキング、3番人気のエイシンイナズマの3頭での鼻、鼻差となった大接戦を制した。勝ち時計は良馬場1870メートル・2分3秒9だった。

 好位3番手追走のサラコナンが逃げたサルバトーレミノルを3角手前でとらえて先頭に立つとピッタリ直後にシェナキングが追走。一瞬置かれた番手追走のエイシンイナズマも外へと出すともうひと伸びし猛追。その外からスマイルサルファーが猛然と襲いかかり、サラコナンが伸びあぐねると3頭での追い比べとなり、大外のスマイルサルファーに栄冠は輝いた。

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大山真「やっと手が届いた」

(C)兵庫県競馬組合

 「ワンテンポ待って追い出したが反応が良かった。やっと(ダービージョッキーに)手が届いたし、これからもこの馬と頑張っていきたい」と15回目のチャレンジでダービージョッキーになった大山真騎手は喜んだ。

 勝利を見届けた渡瀬寛師も「落ち着きのない馬だったが、無駄なエネルギーを使わなくなったように精神面での成長が大きい。この勝利で南関東、グレードレースへもチャレンジしなければいけませんね」と語った。まだ伸びしろをたっぷり残す兵庫ダービー馬のさらなる活躍を期待したい。

 2着は4番手追走から伸びた2番人気のシェナキング。吉村智騎手は「3頭は仕掛けのタイミングの差。鼻差だけに悔しいが、馬は一生懸命走ってくれました。今後に期待ですね」と前を向く。

 3着は勝負どころで一瞬置かれながらも盛り返した3番人気のエイシンイナズマ。初コンビを組んだ下原理騎手は「4角から伸びた時はいけるかなと思ったのですけれどね」とハナ、ハナ差と掲示された着順掲示板を見据え、残念な気持ちをにじませていた。

 いったんは先頭に立った1番人気のサラコナンだが、直線伸びあぐねて4着。田中学騎手は「道中のリズムは良かったのですけれどね。でも徐々には成長していますから」と今後への期待を寄せた。ファンの大歓声の中、見応え十分の大接戦を演じた素質馬達によるさらなる戦いから今後も目が離せない。