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【安田記念】ルメール「苦しそうだった」レース後ジョッキーコメント
2021/6/7 06:05
6日、東京競馬場で行われたG1・安田記念は、8番人気のダノンキングリーが悲願のG1制覇を飾った。断然の1番人気に支持されたグランアレグリアは、直線厳しいところから伸びてきたが惜しくも2着に敗れた。
安田記念、レース後ジョッキーコメント
1着 ダノンキングリー
川田将雅騎手
「素晴らしい走りをしてくれました。今回キングリーに乗ることになって色々とイメージする中で競馬を迎えたのですが、返し馬の雰囲気からしても正直あまり良い感じではなかったので、その後も対応しながら競馬までの時間を過ごしたのですが、競馬自体はとても良い走りが出来たと思います。道中のリズムが良かったことで、その分トモの動きも押し出しの動きも良かったですし、良い雰囲気で溜めることが出来ましたので、直線もこれなら動いていけるなという感触を得ながら、4コーナーから直線に向くことが出来ました。(念願のG1タイトル)それを期待して手綱を任せていただきましたので、こうやってオーナーにG1を届けることができて良かったなという思いです」
2着 グランアレグリア
C.ルメール騎手
「手応えが前回とは全く違いました。道中も苦しそうだったし良いポジションが取れませんでした。直線の反応も遅く、それでもポテンシャルでラストは良く伸びてくれました」
3着 シュネルマイスター
横山武史騎手
「現状力は発揮できたと思います。まだ緩いところもあり成長の余地を残していますし、今後がとても楽しみです」
4着 インディチャンプ
福永祐一騎手
「少し力みました。ラウダシオンの後ろでなんとか我慢させて、直線でももう少しだったのですが…」
5着 トーラスジェミニ
戸崎圭太騎手
「ハナでもと思っていましたが、内から来たので2番手になりました。手応えも良く、この馬のしぶとさは出せたと思います」
武豊「良い伸びでした」
6着 カデナ
武豊騎手
「思ったよりついていけましたし、最後も良い伸びでした」
7着 ダノンプレミアム
池添謙一騎手
「良いスタートを切ってハナへ行った馬の後ろで我慢出来ました。形は悪くなかったのですが、追ってからジリジリでした…」
8着 サリオス
松山弘平騎手
「スタートでトモの踏ん張りが効かず、取りたいポジションが取れませんでした。好位で脚を溜めたかったのですが…」
14着 ラウダシオン
M.デムーロ騎手
「馬場に脚を取られていました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
6月6日、東京11Rで行われた第71回安田記念(3歳上オープン・G1・芝1600m・14頭立て・1着賞金=1億3000万円)は、川田将雅騎乗の8番人気、(牡5歳・美浦・萩原清)が勝利。ゴール前では4頭横並びの大接戦を外から差し切った。断然の1番人気、グランアレグリアは2着敗退。勝ちタイムは1分31秒7(良)。
2着に1番人気のグランアレグリア(牝5・美浦・藤沢和雄)、3着に4番人気のシュネルマイスター(牡3・美浦・手塚貴久)が入った。
悲願のG1制覇
3歳時からG1級と言われて早2年、ダノンキングリーがようやくG1のタイトルを手にした。直線では大外から猛烈な末脚を発揮。ゴール前では内から抜け出しを図ったグランアレグリアをゴール寸前できっちり差し切った。鞍上の川田将雅騎手は「素晴らしいメンバーの中勝つことが出来た」と喜びの声を語った。
安田記念を勝ったダノンキングリーは、父ディープインパクト、母マイグッドネス、母の父Storm Catという血統。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、馬主は(株)ダノックス。通算成績は12戦6勝。重賞勝ちは19年共同通信杯(G3)、19年毎日王冠(G2)、20年中山記念(G2)、に次いで4勝目。鞍上の川田将雅騎手は同レース3勝目、管理する萩原清調教師は初勝利。
【全着順】
1着 ダノンキングリー 川田将雅
2着 グランアレグリア C.ルメール
3着 シュネルマイスター 横山武史
4着 インディチャンプ 福永祐一
5着 トーラスジェミニ 戸崎圭太
6着 カデナ 武豊
7着 ダノンプレミアム 池添謙一
8着 サリオス 松山弘平
9着 ギベオン 西村淳也
10着 ケイデンスコール 岩田康誠
11着 ダイワキャグニー 石橋脩
12着 カテドラル 田辺裕信
13着 カラテ 菅原明良
14着 ラウダシオン M.デムーロ