競馬ニュース
【西内荘コラム】新馬戦スタート
2021/6/5 13:02
ダービーが終われば来年のダービーへ目を向けるのがこの世界のサイクル。その象徴が今週からスタートする新馬戦でトレセンや競馬場の現場の最前線であればそのサイクルを実感できます。一方で北海道の牧場に目を移すと当歳や1歳馬がデビューを夢見るのだから、つくづく1頭の競走馬に関わる人々が多いことが理解出来ます。わたしは明日からそれら若駒の削蹄・装蹄で北海道へ出張です。
このご時世、多人数の飲食は制限され、県をまたぐ移動も極力、控えますが、私を待っている馬がいるので定期的に北海道に行っておりレンタカーで極力、人に会わないように心掛けています。日本もワクチン接種が少し加速してきた感はありますが、私の住んでいる大津市は全国で最もワクチン接種券を届けるのが遅い自治体だとか…。きのう、自宅にやっと届きました。栗東市の同い年のトレセン従業員はすでに2度の接種を終わっているから落差は大きい。それより最近になって見聞きする「職域接種」が興味深く、企業や大学などが会場を確保しワクチンを接種する制度。ならば広大な土地を所有するJRAが主導して騎手や調教師、トレセン従業員への職域接種が現実になってほしいものです。