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【天皇賞・春】福永「上手くいった」ワールドプレミアがG1・2勝目

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2021/5/2 21:50

 2日、阪神競馬場で行われたG1・天皇賞(春)は、3番人気に支持された福永祐一騎乗のワールドプレミアが勝利。菊花賞以来となるG1勝利を飾った。鞍上の福永祐一騎手は、この勝利で8大競走完全制覇に大手。皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞・秋、天皇賞・春を勝利して、残すは有馬記念のみとなった。

天皇賞・春、勝利ジョッキーコメント
1着 ワールドプレミア
福永祐一騎手
「よく抜けてきてくれたと思います。一緒にレースもしていましたし、調教にもまたがったことで馬の特性というものはある程度掴めていました。あとはいかにそれを上手くレースで活かせるかというところだったんですけども、正直もう少し良いスタートを決めて、ある程度良い位置で競馬を出来るのがベストだなと考えてはいたんですけども、そこは上手くスタートを切ることが出来なかったんですけども、その後のリカバリーは内枠ということもありまして、非常に上手くいったと思います。前に有力馬を見ながらの競馬になりましたし、あとはどのタイミングで仕掛けるかというところだったんですけども、ウインマリリンが向正面から少し進出してきましたので、そのタイミングである程度ポジションを確保しておかないと動きたい時に動けなくなるだろうということで、少し自分が考えていたよりは早く外に出しましたけども、馬はよく応えてくれて長く良い脚を使ってくれました。全馬死力を尽くした非常に良い競馬だったと思います。(18年度目のチャレンジで天皇賞・春制覇、親子制覇になりましたね)親子というところはまぁあれですけれども…天皇賞という非常に格式の高いレースを勝つことが出来て、非常に光栄に誇りに思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 5月2日、阪神11Rで行われた第163回天皇賞・春(4歳上オープン・G1・芝3200m・17頭立て・1着賞金=1億5000万円)は、福永祐一騎乗の3番人気、ワールドプレミア(牡5・栗東・友道康夫)が勝利。G1・2勝目を飾った。勝ちタイムは3分14秒7のレコード(良)。

 2着に1番人気のディープボンド(牡4・栗東・大久保龍志)、3着に4番人気のカレンブーケドール(牝5・美浦・国枝栄)が入った。

福永祐一騎手との新コンビでV

 3番人気に支持された福永祐一騎乗、菊花賞馬のワールドプレミアが2つ目のG1制覇を飾った。道中は人気のディープボンド、アリストテレスを見るように中団の位置から。勝負どころの手応えは良く外目から徐々進出すると、直線では2着に入った1番人気のディープボンドを力でねじ伏せるように退けて、栄光のゴールへ飛び込んだ。

 天皇賞・春を勝ったワールドプレミアは、父ディープインパクト、母マンデラ、母の父Acatenangoという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は大塚亮一氏。通算成績は11戦4勝。重賞勝ちは19年菊花賞(G1)に次いで2勝目。鞍上の福永祐一騎手は天皇賞・春は初勝利、管理する友道康夫調教師は同レース2勝目。

【全着順】
1着 ワールドプレミア 福永祐一
2着 ディープボンド 和田竜二
3着 カレンブーケドール 戸崎圭太
4着 アリストテレス C.ルメール
5着 ウインマリリン 横山武史
6着 ディアスティマ 坂井瑠星
7着 ユーキャンスマイル 藤岡佑介
8着 マカヒキ 藤岡康太
9着 ナムラドノヴァン 内田博幸
10着 オーソリティ 川田将雅
11着 メロディーレーン 池添謙一
12着 ゴースト 鮫島克駿
13着 オセアグレイト 横山典弘
14着 メイショウテンゲン 酒井学
15着 ディバインフォース 武豊
16着 シロニイ 松若風馬
17着 ジャコマル 横山和生